2020.08.17 調査・統計
応援消費が盛況!エールマーケット、4-6月の取扱高が3.3倍に
「買物はエール(応援)」――。こんなメッセージを携えてヤフー(株)が運営するお買い物サイト「エールマーケット」の応援消費が盛況だ。新型コロナウイルスの影響で販路を失った生産者支援を中心とした取り組みが、一過性ではなく、多くの消費者の「買って食べて応援」の行動に支えられている。7~8月の売れ行きも好調で、7月は昨年比200%になった。
高級な食品、食材が人気に
ヤフーによると、エールマーケットは例年、東日本大震災復興支援が盛り上げる3月の取扱高が多くなるが、今年はコロナ禍の影響で、その後も好調な売れ行きが持続している。特に、緊急事態宣言中の5月は過去最高水準の伸びを記録。4~6月の取扱高平均は昨年比で230%アップした。特に売れ行きがいいのは、高級な肉やスイーツなど、飲食店や土産物店などで売ることができなくなった高級食材だという。
自分のことだけでなく、自分以外の人や社会、環境をちょっと考えて行う消費行動「エシカル消費」とともにある「応援消費」。こうした変化や盛り上がりは、新しい消費行動ともいえる大きな気づきとして、関心が高まりつつある。
誰かのためや共感できる消費を重視する傾向に
ヤフーのグループ会社(株)ジャパンネット銀行が実施した「応援消費の意識・実態調査」によると、「共感できるものにお金を使いたい」(57%)、「救われたり喜ぶ人がいる消費はうれしい」(67%)、「モノよりコト消費を重視したい」(54%)など、誰かのためや、共感できるものにお金を使いたいという消費者が着実に増えている。
エールマーケットのロゴマークには、「since 2011」と記されている。ヤフーは東日本大震災で販路が絶たれたさまざまな商品をネット通販で全国に発信・販売しようと、2011年12月に「復興デパート」をオープン。その後、現地からの応援もあり、「東北のいいもの・ほしいもの」が買えるモール「東北エールマーケット」として16年7月にリニューアルした。
エシカル消費をテーマに「エールマーケット」に刷新
さらに18年10月には、東北限定から全国の商品に拡大した「エールマーケット」に改称。人や環境、社会に配慮した商品を購入し、消費する「エシカル消費」をテーマに、エコマーク認定消商品やオーガニック、就労困難者市営、フェアトレード、環境配慮、災害支援などを基準に、ヤフーの担当者が選定した商品のみを販売している。
ヤフーによると、サイトでは特に「買って食べて応援」の特集が持続的な人気を保っている。「お肉&海産物」「スイーツ」「惣菜&加工品ほか」「お酒&つまみ」に分けられ、全国から提供されたそれぞれの商品に、「お店の声」や「商品の特徴」が添えられている。
また、「あなたの『おいしい』が応援になる」と、外部サイトへつながる「お取り寄せ」や「クラウドファンディング」「募金」「テイクアウト「デリバリー」などをまとめた「フードアクション特集」ページなども。エシカル商品を応援するお買い物メディアの本領を発揮している。
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