2020.08.06 通販支援
イルグルム3Q、増収増益で黒字に…EC事業が好調
(株)イルグルムが5日発表した2020年9月期第3四半期(19年10月~20年6月)連結決算は、売上高が前年同期比17.3%増の19億2000万円、営業利益が同382.8%増の1億6000万円、純利益が9600万円(前年同期は4700万円の純損失)となった。
EC事業の好調で増収増益
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マーケティングプラットフォーム事業は横ばい。商流プラットフォーム事業は契約更新の遅れ解消による売上計上と、EC事業の好調を背景に増収増益となった。
デジタルマーケティング領域で、マーケティング効果測定プラットフォーム「ADEBiS」や分析レポート自動作成サービス「アドレポ」などを提供する「マーケティングプラットフォーム事業」は、売上高が17億1700万(前年同期比18.2%増)、セグメント利益は1億1800万円(同882.3%増)となった。
コロナ禍でも「ADEBiS」の売上は安定
広告効果測定システムを基盤としたマーケティング統合環境を提供するサブスクリプション型のサービスの「ADEBiS」の売上は、アカウント数×平均単価。新型コロナウイルスの感染拡大でアカウント数は減少したが、新規獲得顧客の単価上昇で平均単価は引き続き上昇。99.1%という高いサブスク売上高比率で、コロナ禍の中でも安定した売り上げを創出した。
また、昨今のプライバシー保護のニーズにも配慮しながら、精度の高い広告効果測定が可能な新しい計測方法「CNAMEトラッキング」のサービス提供を開始したほか、(株)セールスフォース・ドットコムが提供するSalesforce上にマーケティングデータを取り込むアプリケーション「ADEBiSコネクタ」のアップデートを行った。
EC-CUBE提供の「商流プラットフォーム事業」は売上10%増
これらの新機能は、マーケティング効果測定プラットフォームとして、ユーザーのプライバシーに配慮したデータの取得、複雑に相関する広告データやサイト来訪者データの集約、誰もが分かるレポーティングなどを実現し、企業のマーケティング活動改善に寄与するとした。
EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供する「商流プラットフォーム事業」の売上高は2億300万円(前年同期比10.2%増)、セグメント利益は4200万円(同100.4%増)となった。
「EC-CUBE」はフリーミアムモデルのオープンソース・パッケージとして提供し、EC事業者のインフラ整備や売上向上に貢献する一方、「EC-CUBE」と連携する各種サービス(決済代行など)の提供事業者からマージン収入を得るというエコシステムを構築している。
累計期間では、一部提携事業者との契約更新の遅れで第2四半期に計上が遅れていた売上高を一括計上したことや、コロナ禍の中でEC売上が好調に推移したことによるマージン収入増があり、売上は好調に推移した。
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