2020.06.18 調査・統計
スキンケア後の満足感に重要な肌の感触を研究…日本メナード
「やわらかい」「しみこむ」「ふっくら」「ハリ」――。日本メナード化粧品(株)は17日、スキンケア後の肌がどんな感触になると「心が満たされる」のかを検証し、この4つの感触が脳の前頭前野を活性化させ、高い満足感をもたらすことを見い出した、と明らかにした。研究の成果は、20日から開催予定の「日本感情心理学会第28回大会」(WEB開催)で発表する。
4つの感情が肌の感触に強い影響
メナードによると、スキンケア化粧品には肌への効果だけでなく、その使用感から生まれる満足感も重要だ。これまでも使用感と心理作用についての研究は行われているが、多くは使用時を対象とするものだった。使用時の使い心地も重要だが、使用後に自身の肌がどのように変化したのかを感じる瞬間が「満足感」に大きく影響していると考え、化粧品を使用した後の「肌の仕上がり」に対する満足感について調べた。
その結果、「心が満たされる」感情には、「やわらかい」「しみこむ」「ふっくら」「ハリ」の4つの肌の感触が強い影響を与えていることを見い出したという。
「心満たされる」感情になる肌感触
17人の女性が、仕上がりの肌感触が異なる6種類のスキンケア化粧品について、それぞれローション、ミルクローション、クリームを使用した後、どの程度心が満たされたかや、肌の感触(ハリ、うるおい、ふっくら など)について評価。この評価値をもとに、専門的な分析方法を用いて、「心が満たされる」感情を解析した。
「心が満たされる」肌感触は脳活動を活性化
また、「4つの感触」は脳の前頭前野、特に快感情により反応する眼窩前頭皮質の脳活動を活性化させていることも明らかにした。
前頭前野の脳血流を測る装置を用い、スキンケア化粧品使用前後の肌に触れたときの脳血流反応を検証。心が満たされない化粧品を使用した後は脳活動の変化が小さい一方、「心が満たされる」化粧品を使用したときは脳活動が大きく活性化することが分かった。明確な活性化が生じた部位は、快感情により反応するといわれる眼窩前頭皮質であることから、「心が満たされる」肌感触は脳活動を活性化させ、快感情を引き起こすと考えられるとした。
今後は、「必須の4感触」の研究を活かし、より高い満足感を得られる化粧品の開発や、化粧品の心理効果が脳活動に与える影響の研究へ役立てる考えを示している。
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