2020.06.15 調査・統計
化粧品の購入、98%が外出自粛明けも「ECで購入」…NOINユーザー調査
化粧品ECプラットフォーム「NOIN(ノイン)」を運営するノイン(株)がまとめた『外出自粛前後における化粧品購入に関しての意識調査』によると、オンライン購入が増え、メーカーのEC化が加速するとともに、自粛明けも化粧品のオンライン購入を希望するユーザーが98%に達していたことが分かった。
初めてEC購入した人の9割が「今後もECで化粧品を購入したい」
調査は5月28日~6月3日、「NOIN」の登録ユーザー2350人に実施。化粧品市場への貢献を目的に、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う「外出自粛」という背景と影響について、関連事業者への参考情報として公開した。
それによると、「おうち時間」や「STAY HOME」の推奨により、外出自粛期間中はオンラインでの化粧品購入が加速し。初めて化粧品をオンラインで購入した人の92%が「今後もオンラインで化粧品を購入したい」と回答していた。
化粧品ECに期待するユーザーの需要は外出自粛後も増加が見込まれる結果となり、リアル店舗の多くが営業自粛を続け、販路が大きく制限された背景から、化粧品メーカーがEC化へ向けて本格参入を検討する動きも出ているという。
自粛期間での化粧品購入、65%が「ECで購入」
アンケートの対象者それぞれの外出自粛期間中に、化粧品を購入した回数は「1~2回」の57%が最も多く、購入総数を合わせると89%が1回以上購入している。うち、65%が「オンラインで化粧品を購入した」と回答。化粧品業界のEC化率が約6%であることを加味すると、急激にオンラインショップへの需要が増加したと考えられる。

また、化粧品を購入した場所で最も多かったのは「化粧品専門EC(NOIN、@cosmeなど)」の30%。次いで「ドラッグストア」が28%、「総合ECサイト(Amazon、楽天など)」が27%、「ブランド自社オンラインショップ」が6%、その他として「百貨店オンラインショップ」「バラエティショップ」という結果だった。
購入商品は「スキンケア用品」が62%
この期間中には、「スキンケア用品」(62%)を購入した人が最も多く、アイメイクやチークなどの「メイクアップ用品」(61%)の購入が僅差で続いた。外出機会が減った状況でも、メイクアップ用品の購入は大きな落ち込みを見せていなかった。
化粧品の購入の際に参考にしたのは、オンライン・オフライン問わず、34%が「SNSの口コミ」と回答。ネット上の情報が意思決定に大きな影響を与えているといえそうだ。新型コロナウイルスの感染防止という側面から、店頭での滞在時間を少なくするために事前に情報収集し、買うものを決めてから店頭に向かうようになった、という声もあった。
こうしたことから、外出自粛期間が明けてもオンラインで化粧品を購入したい人は、98%に達した。NOINがInstagram上で実施した別調査では、店頭でのプロモーションツールとして使われていたテスターに抵抗があるとの回答が79%となっており、これらを受け、外出自粛期間明けも化粧品購入の消費者行動は以前とは異なるものになることが予想されている。
外出自粛期間が明けることで、化粧品の購入が「増えそう」と答えた人は47%に上っていた。「増えそう・変わらない」は全体の92%となっており、その需要は高まる見込みだ。

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