2020.06.04 通販会社
ティーライフ3Q、純利益104%増…卸売部門でテレビ通販が好調
ティーライフ(株)が3日発表した2020年7月期第3四半期(19年8月~20年4月)連結決算は、売上高が前年同期比9.4%増の74億5100万円、営業利益が同72.2%増の3億3900万円、純利益は同104.4%増の3億1800万円となった。

同社グループは「進化するウェルネス&ライフサポート企業」を将来ビジョンとし、「差別化戦略の推進」「将来の成長に向けた挑戦」「強固な経営基盤の構築」を経営方針に掲げ、継続的な成長と企業価値の向上に取り組んでいる。
小売、卸事業は、独自性や機能性の高い商品の開発で差別化を図るほか、ECモールの運営や物流業務などグループ間の共通業務でのシナジー向上や効率改善、不採算部門の見直しなどに取り組み、収益力の改善を図ってきた。プロパティ事業では、新たに静岡県掛川市に取得した不動産の賃貸拡大を推進。物流業務受託など不動産賃貸以外への多角化と収益化に注力した。
小売は売上高1.8%減、600万円の赤字
セグメント別では、「小売事業」の売上高は45億4400万円(前年同期比1.8%減)、セグメント損失は600万円(前年同期は7700万円の損失)を計上。
カタログ・インターネットを中心に展開する健康美容関連商品の通信販売では、機能性表示食品「メタボメ青汁スッキリーナ」「カロバリア」「きおく元気」の発売で品揃えの強化を図るとともに、新規顧客開拓については、「hugm(ハグム)」などの費用対効果の高い商材にシフトするなど、広告費運用の見直しを図るなど、収益性の改善に取り組んだ。
ECモールでは、グループ間の販売ノウハウの共有による運営体制の見直しや、ギフト関連商材の拡充で、イベント需要などのセール開催に合わせた売上の底上げを図った。
卸売は売上高31%増、利益49%増
「卸売事業」の売上高は26億6100万円(前年同期比31.0%増)、セグメント利益は2億2100万円(同49.6%増)となった。実店舗小売店向けの衣類、雑貨の販売では、消費税増税や暖冬による落ち込みに加え、コロナ禍での営業自粛の影響や、展示会などによる販路開拓が進まなかったことも重なり、厳しい状況が続いた。
一方、テレビショッピング中心の販売では、巣籠り需要により安定的に人気のある美容系サプリ 「J’s kami高麗」のほか、「熟成発酵黒にんにくゼリー」「J.avec toiシリーズ」が好調に推移した。また、費用面ではグループ内の機能集約及び業務効率見直しによる利益確保に取り組んだ。
物流受託の人件費が増加
「プロパティ事業」の売上高は2億4500万円(前年同期比63.5%増)、物流業務受託における人件費が増加したことにより、セグメント利益は1億1900万円(同2.6%減)となった。袋井センター(静岡県)に加え、2019年9月に取得した掛川センターによる不動産賃貸と他社物流業務受託先の開拓により、売上拡大に努めた。
通期の業績予想については、19年9月に公表した予想に変更はないが、新型コロナウイルスの影響もあって今後の消費動向の見通しが立ちにくいため、現時点では開示基準を上回る水準を見込んでおらず、据え置くとした。
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