2020.05.15 通販会社
クルーズの20年3月期、「SHOPLIST」が黒字転換
クルーズ(株)が14日発表した2020年3月期(19年4月~20年12月)連結決算は、売上高が前期比12.3%増の339億9500万円、営業損失9700万円(前期は10億200万円の営業損失)、純損失が5億5800万円(前期は16億3900万円の純損失)となった。
SHOPLISTは売上高1.5%減
売上増の主な要因は、今後の事業の柱として期待できる「広告代理事業」や「投資事業」などの伸長。営業利益は通期黒字こそ達成できなかったが、前期の営業損失に比べて大幅に改善が進んだ。主力事業の「SHOPLIST事業」の黒字転換や、グループ内子会社でも、当初予定していた投資期間を終え、赤字幅が縮小した。
物流費削減に成功、セグメント黒字
セグメント別では、ネットを利用した通販サービスを提供する「SHOPLIST事業」は、売上高が前期比1.5%減の245億8300万円、セグメント利益は3億5900万円(前期は3億3500万円の営業損失)を計上した。
力を入れてきた営業利益率の改善効果が、物流費の削減に表れた。EC領域の子会社の CROOZ EC Partners(株) と倉庫内スペースを共有し、外部の物流業務の受託などを実施しながら、倉庫内の空きスペースを極力無くして効率を高めた。この結果、物流費の対売上比率は前期第4四半期で18.7%だったのが、今期の第4四半期では15.3%まで下がった。
今期は特にユーザー認知度の高い50ショップのオープンをめざした結果、36企業の47ショップをオープン。21年3月期から新たに、スポーツ・アウトドア系のアパレルブランドやコスメなど、これまでになかった他ジャンルの商品も拡充し、品揃えを強化する方針だ。
広告代理事業は売上高198%増
「インターネットコンテンツ事業」は、売上高が前期比3.1%減の21億4200万円、セグメント利益は同45.7%減の3億5900万円となった。「広告代理事業」は、売上高が同198.1%増の39億2200万円、セグメント利益は同62.6%減の4400万円を計上した。広告領域の子会社CROOZ Media Partners(株)の売上だが、第3四半期に大口顧客1社を失注。足もとでは複数社の別クライアントからの受注を進め、 売上利益の回復に努めている。
投資事業も黒字転換
今期からセグメント開示している「投資事業」は、売上高が同67.1%増の3億7100万円、セグメント利益は4800万円(前期は1億1800万円のセグメント損失)となった。投資・金融領域の子会社Sevenwoods Investment(株)が、3件の売却を成立させた。一般的に、売却まで 3年程度かかるといわれている投資事業で、事業開始から1年以内というスピード。投資先には、数年以内に上場を視野にいれている会社もあるという。
従来は「その他」のセグメントに含まれていた「メディア事業」は、売上高が前期比47,7%増の7億8200万円、セグメント損失は1億6900万円(前期は3億800万円のセグメント損失)。新規事業だが、「広告代理事業」や「投資事業」のように、将来に向けて売上・利益に貢献できるように成長させていきたいとしている。
業績見通しは開示見合わせ
新型コロナウイルスが同社グループに及ぼす影響について、 3~4月時点で影響が出始めている子会社がいくつかある。全子会社・全事業において週次単位で業績に与える影響を精査しており、引き続き今後の動向に注視したいとした上、業績の見通しについては、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、開示を見合わせるとした。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
TikTok Shopとは?主要機能と日本での始め方を解説|公式認定パートナー
-
2
【モールハック】TIKTOKSHOP 意図的なバズを生む法則
-
3
【AIタッガー】SEO×GEO AI検索時代の“見つかる力”を最大化
-
4
AI画像生成でEC撮影コストを激減する実践ガイド
-
5
ネット上での調べ物×通販購入時のAI利用実態【消費者調査 2025】
ニュースランキング
-
1
【8月12日16時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
楽天、第2四半期は6年ぶりの黒字化
-
3
レア商品の悪質通販サイト「竜の野」「STORE専門ショップ」などに注意…消費者庁
-
4
EC業界に迫る各種法規制包囲網~2026年上半期の動向まとめ
-
5
警察庁など、「なりすまし広告」対策で5社に本人確認を要請
