2020.05.08 通販会社
ファンケルの20年3月期、純利益15%増の約100億円に…化粧品は卸が好調
(株)ファンケルが7日発表した2020年3月(19年4月~20年3月)連結決算は、売上高が前期比3.5%増の1268億1000万円、営業利益は同14.0%増の141億2500万円、純利益は同15.4%増の99億8500万円となった。
コロナ影響も新製品などでカバー
売上高は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内およびインバウンド需要ともに影響を受けたものの、新製品効果や直営店舗・越境ECなどの販路拡大効果などにより、化粧品関連事業を中心に好調に推移した。営業利益は、増収効果による売上総利益の増加などにより、大幅な増益となった。
純第4四半期は減収減益に
新型コロナウイルスの感染拡大は、第4四半期(1~3月)に影響を及ぼした。売上高は280億円で、前期比3.7%減。営業利益は16億5000万円で、同4.1%減だった。経済活動の低迷が長期化し、終息期も不透明なことから、今後は厳しい状況が続くものと想定している。
アテニア化粧品は売上高10%増
セグメント別では、化粧品関連事業の売上高は同6.0%増の758億9100万円。内訳は、ファンケル化粧品が同4.8%増の594億7800万円。アテニア化粧品が同10.1%増の126億7400万円。ボウシャは同7.5%増の28億1000万円だった。
ファンケル化粧品は、「マイルドクレンジング オイル」などの主力製品の好調に加え、新製品の「ディープクリア 洗顔パウダー」や「ビューティブーケ」などが寄与。アテニア化粧品は、基礎スキンケア製品やリニューアルした「スキンクリア クレンズ オイル」の好調に加え、直営店舗や越境ECの販路が拡大。ボウシャは、米国での新規導入チェーンが拡大した。
化粧品チャネルは卸が20%増と急進
販売チャネル別の売上高では、構成比38.3%の通信販売が同7.0%増の290億8100万円、構成比39.1%の店舗販売は同2.3%増の296億6600万円だった。卸は、構成日が12.0%となり売上高は同20.7%増の90億9600万円となった。
健食は横ばい、店販は11%減に
栄養補助食品関連事業の売上高は、機能性表示食品「内脂サポート」や「尿酸サポート」などが好調に推移し、同0.2%増の440億600万円。販売チャネル別では、通信販売(構成比35.7%)は同7.3%増の157億1000万円、店舗販売(構成比28.4%)は同11.0%減の125億100万円、卸売(構成比29.9%)が同3.5%増の131億7600万円となった。
今期のコロナ影響は2Qで回復と予測
21年3月期の業績予想の前提となる新型コロナウイルス感染症の影響度合いは、国内売上は第2四半期になって直営店舗、流通ともに徐々に回復、8月には前年水準に回復。インバウンドは、第3四半期の10月以降に徐々に回復し、正常化は第4四半期と見込む。
そうした中で、通期の売上高は前期比0.1%増の1270億円、営業利益同2.6%増の145億円、純利益は0.1%減の100億円を見込んだ。ファンケルの最大の強みであるマルチチャネル(通信販売、店舗販売、卸販売他、海外)、商品の独自性を発揮することに加え、新たな販路への進出により、事業の成長を図るとしている。
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