2020.04.10 通販会社
良品計画2Qは増収減益、暖冬で冬物苦戦…EC売上高は11%増
(株)良品計画が9日発表した2020年2月期(19年3月~20年2月)連結決算は、売上高にあたる営業収益が前期比7.1%増の4387億1300万円、営業利益は同18.7%減の363億8000万円、純利益は同232億5300万円となった。
冬物アウターやニット、防寒小物などが伸び悩み
ECを含む国内事業は、営業収益が2678億6400万円(前期比8.8%増)で、セグメント利益は222億4400万円(同11.3%減)となった。うち、直営店の売上高は前期比で11.1%増。また、オンラインストアの売上高は同11.2%増となり、引き続き堅調に推移している。
衣服・雑貨では、気温が高めに推移し、春夏には「フレンチリネン」シリーズ、「太番手Tシャツ」「ムラ糸Tシャツ」のシリーズが人気となった。一方、秋以降は気温が下がらず、冬物アウターやニット、防寒小物が伸び悩んだが、パジャマや肌着、靴下が通年で好調に推移し、売上を底支えした。生活雑貨と食品でも価格の見直しなどで売上を伸ばした。
東アジア事業は増収減益
東アジア事業は、営業収益が1247億100万円(前期比1.9%増)、セグメント利益は168億3600万円(同15.0%減)と計上。中国大陸では、昆明の旗艦店を含む積極的な出店などで店舗売上が伸長。また、オンラインストアの売上も増加した。台湾では、会員向け施策「無印良品週間」の定着などで顧客数が増加したが、セグメント利益は、韓国や香港の社会情勢不安の影響を受け減益となった。
欧米事業は、営業収益が286億3000万円(同16.9%増)、セグメント損失は31億2200万円 (前期比で19億7100万円の損失増加)となった。欧州では衣服・雑貨を中心に好調に推移し、売上は伸長いたたが、新店を中心に売上計画の未達などで減益となった。北米では、新店舗のオープンでり売上は前期を上回ったが、18年以降に出店した大型店の売上が計画未達で、新店にかかる経費が先行したことなどにより、損失が増加した。
新型コロナで臨時休業や短縮営業に、影響規模は予想困難
西南アジア・オセアニア事業は、営業収益が175億1400万円(前期比5.6%増)、セグメント損失は3億4900万円(前期比で8億6200万円の損失増加)となった。シンガポールやタイでは衣服・雑貨を中心に売上が好調に推移したが、シンガポールとオーストラリアでは物流費の増加などでセグメント損失となった。
同社は、新型コロナウイルス感染拡大予防措置として、3月末時点で国内事業の短縮営業187店舗、海外事業の臨時休業140店舗、短縮営業148店舗などの対応をとっている。業績に大きな影響を及ぼすことが想定されるが、影響規模についての予想は困難と判断。20年8
月期(5月の株主総会で決算期変更を予定)の連結業績予想は未定とした。
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