2020.02.27 調査・統計
19年家電市場規模は7兆800億円、ネット販売が16%を占める
マーケティングリサーチのGfKジャパンが26日発表した「2019年家電・IT市場の販売動向」によると、インターネット販売は引き続き成長が続き、家電小売市場での金額構成比は、前年から2ポイント上昇して16%となった。
同調査は、全国の有力家電・IT取扱店(家電量販、総合量販店、カメラ専門店、携帯電話専門店、ネット通販など)からPOSデータなどを収集し、統計的な手法により全国市場規模相当に拡大推計した。
大型家電・PCが好調、スマホなどの電話関連製品は前年割れ
家電小売市場規模は、前年から微増の7兆800億円。10月の消費税増税前後の駆け込み需要や反動減が見られたが、AVやIT関連製品、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの大型生活家電の販売額は前年を上回った。一方、スマートフォンを中心とする電話関連製品、カメラ関連製品は前年を下回る結果となった。
パソコンは20年1月のWindows 7サポート終了を背景に、消費増税後も好調を維持し、IT関連製品の伸びをけん引した。インターネット販売は19年も成長が続き、金額前年比は2桁増となり、金額構成比は前年から2ポイント上昇して16%となった。
薄型テレビの買い替え需要増などでAV市場が拡大
AV市場は、主要製品である薄型テレビの買い替え需要増加に加え、ワイヤレスイヤホンの伸長などにより、前年の販売金額を上回った。薄型テレビの販売台数は前年比8%増の560万台となった。4Kテレビの販売台数は前年比35%増を記録。薄型テレビに占める4Kテレビの数量構成比は前年から10%ポイント上昇の52%となり、通年では初めて半数を超えた。

携帯電話市場は、フィーチャーフォン、スマートフォンともに前年を下回った。スマートフォンの買い替えサイクルの長期化に加え、端末料金と通信料金を完全に分離した、いわゆる分離プラン導入による店頭での値引き抑制により、需要が減少したとみられる。
IT・オフィス市場はWindows 7サポート終了の特需でPCが伸長
IT・オフィス市場は、Windows 7サポート終了による特需を受け、パソコン販売が伸長。前年比46%増の1850万台と好調だった。リテール市場は同9%増の320万台と、11年以来のプラ ス成長。拡大基調にあるリセラー市場は同64%増の990万台となった。 Windows 7サポート終了を目前に控え、リプレイス需要がピークに達したとみられる。

タブレット端末は前年比1%減の710万台。リテール市場は同21%減となった。キャリア回線付きは同40%減、SIMフリーモデルが同47%減と大きく減少した一方、Wi-Fiモデルは同27%増と好調だった。その結果、数量構成比はキャリア回線付きが前年か ら16%ポイント縮小の52%、Wi-Fiモデルが17%ポイント 拡大の46%、SIMフリーモデルは2%となった。
パソコンとタブレット端末と合わせてみると、市場は前年比29%増の2560万台となった。このうち、タブレット形状デバイスの販売台数は前年比1%増と前年並みだったが、パソコン販売の急伸を受け、全体に占める割合は前年から9%ポイント減少の32%となった。
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