2020.01.30 調査・統計
年末年始のEC需要ピークは「元日」!?クリテオ調査
インターネット上のオープンな広告プラットフォームを提供する Criteo(株)は、年末年始の EC 取引実績データから2020年の福袋オンライン購入動向を分析し、28日に調査結果を発表した。 年末にモバイル、特にアプリからの購入者の増加が顕著だった。
福袋のEC注文ピークは元旦
最近は、福袋も年明け前から予約ができるようになるなど、行列せずに購入する消費者も増えてきている。こうした流れを受けてCriteoは、福袋のトレンドから年末年始に垣間見られる「オンライン消費者行動」を分析。2019年から始め、今回が2度目となる。
それによると、福袋のEC取引金額のピークは前回と同様、元日。オンラインショッピング需要が集中したのは、元日と2日、年初めの週末で、12月後半2週間の平均値に対してそれぞれ、191%、138%、131%の増となった。2年連続で共通した傾向として、年明け最初の週末に最後の駆け込み購入の波が見られた。
量販店・ヘルケアは元日苦戦
元日はヘルスケアブランドや量販店が苦戦したのに比べ、高価格帯のファッションブランドの福袋が好調、12月後半の2週間平均と比べて30%増加した。その比率を最初の週末に上回ったのが、量販店の福袋だった。
Xマス後に下がっても年明けに回復
元日に福袋の売上が顕著だったファッションブランドのサイト訪問者数(トラフィック)をみると、12月22日あたりから減り、元日には 141%と大きく回復していた。この間の落ち込みは、ボーナス後のクリスマスショッピングを一旦終え、初売りまで短期的に消費マインドが抑制された可能性が考えられるという。
オンライン小売業者にとっては、お祝いムードが高まるクリスマス直前の週末は、広告などで福袋オンライン予約購入を促す重要な時期であることがうかがえる。
アプリ経由購入は1月5日がピーク
デバイス別では、12月20日でパソコン経由がピークを迎え、以降はモバイル経由のオンライン予約・購入が上回った。アプリ経由での購入は1月5日にピークを迎え、他チャネルの年始のピーク(デスクトップ113%、モバイルウェブ142%)を上回る147%を記録した。
利便性の高いECサイトのアプリなどが浸透し、モバイルで買い物しやすくなっていることなどが理由として考えられる。こうした傾向は、モバイルアプリの広告ソリューションの進化もけん引しており、高精度にパーソナライズされた広告により、消費者は購入の意思決定がよりしやすくなっていると考えられるという。
Criteoは今回の調査から、福袋のオンライン販売の最後の商戦としては、クリスマス直前、元旦、年初めの 週末にピークが見込めることが伺える。時期によって、売上のピークがデバイス間で入れ替わりや変動が顕著であることから、パソコン経由、モバイル経由、デバイス間のシームレスな連動、オフラインとの融合など、多様化が進む消費者行動にあった広告展開が重要になってくる、としている。
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