2020.01.20 調査・統計
玩具市場は4.3%減、女児向けの玩具「サプライズトイ」が話題に
(株)矢野経済研究所が昨年末に調査した2018年度の国内玩具市場の現況や動向によると、出荷額は前年度を下回ったものの、男児玩具のトレーディングカードゲームが回復し、女児向けの「サプライズトイ」が大きな話題になった1カ年だったという。
テレビゲームを含む9品目で縮小
調査の対象とした玩具市場は、電子玩具、模型・ホビー、男児玩具、女児玩具、ゲーム類(アナログゲームなど)、季節物・雑玩具、基礎玩具(知育・乳幼児玩具、ジグソーパズル、ブロック類など)、ぬいぐるみ、テレビゲームの主要9品目。
輸出分を除くメーカー出荷金額ベースの国内玩具市場規模は、主要9品目で前年度比4.3%減の6667億円。テレビゲームを除く8品目では同3.8%増の3517億円と推計した。季節物、雑玩具を除く8品目は全般的に好調だったが、大手メーカーの家庭用ゲーム機(ソフトを含む)の需要が落ち着いたこともあり、テレビゲームを含む9品目では縮小した。
男児向けトレーディングゲームは同30%増
品目別では、ルール変更などの影響からユーザー離れを招いていた、男児向けのトレーディングカードゲームが大きく回復。前年度比30.2%増の435億円となった。有力タイトルの周年記念の販促活動の推進や、人気キャラクターによる初心者向けの製品投入が市場に受け入れられたことが市場拡大の要因とみられる。また、女児玩具では、開封するまで中身が分からない「サプライズトイ」という新たな玩具が大きな話題を呼んだ。
男児玩具にヒット商品なし、19年もマイナス成長に
19年度の市場規模は、主要9品目で前年度比2.3%増の6819億円、テレビゲームを除く主要8品目では同1.4%減の3469億円を予測した。トレーディングカードゲームは引き続き好調に推移するとみるが、主要8品目全体の3割ほどを占める男児玩具全般については、目立ったヒット商品がないことから、全体にマイナスの影響を与えるとみている。
また、テレビゲームに関しては、従来機種からバージョンアップした大手メーカーの家庭用ゲーム機やモバイル端末専用ゲームが市場を引っ張り、再び増加するとみられることから、主要9品目全体も拡大基調を見込んでいる。
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