2020.01.14 通販会社
ビックカメラ1Q、純利46.1%増…システム刷新やオムニ推進でEC強化へ
(株)ビックカメラがこのほど発表した2020年8月期第1四半期(2019年9月~11月)決算は、売上高が前年同期比9.8%増の2164億900万円、営業利益が同48.5%増の42億4900万円、純利益が同46.1%増の28億4900万円となった。
ゲームは前年同期比52.4%増
四半期の売上は、消費増税前の駆け込み需要が生じたことなどにより、冷蔵庫や洗濯機といった「白物家電」のほか、テレビやパソコン、ゲームなどが好調だった。スマートフォンやデジタルカメラなどが低調だったものの、総じて好調に推移した。
品目別では、冷蔵庫が113億1400万円で前年同期比32.6%増、洗濯機が 94億2600万円で(同22.6%増)。同じく好調だったテレビは110億1900万円(同31.0%増)、パソコン(周辺機器、中古含まず)が180億1900万円(同21.7%増)、さらにゲームは100億1000万円で、同52.4%増を記録した。一方、携帯電話は286億8900万円と同7.2%減、カメラは81億7700万円で同9.9%減となった。
刷新アプリ+電子棚札でオムニ推進
好調な業績は、グループのシステム統合効果や物流機能の強化、コスト抑制などの物流改革とともに、進めているオムニチャネル化によるところが大きい。2019年8月期通期決算(19年10月)で、グループのEC売上高が前年比25%増の1081億円となるなど、通期で初めて1000億円を突破した勢いを引き継いでいる。
刷新したスマホアプリの活用によるオムニチャネル化は、店頭での積極利用を促す仕組みづくりや、ECと連携した電子棚札の活用などで販売力が向上。新規顧客の開拓や固定顧客化による事業拡大に貢献している。
アプリで実店舗の棚札を読み取りも
特に前期終了間際に機能をアップさせた電子棚札は、価格の表示・変更のほかビックカメラ.comのレビューや件数を表示。NFC(近距離無線通信)対応で、スマホをかざすだけで商品情報が分かり、リスト保存で自宅での比較や検討も可能になった。LEDランプの点滅で、ECと店舗で連携するネット取り置きサービス業務をサポートする。

国内家電市場の拡大が大きく見込めない中、次期以降も、実店舗とECで足りない部分を補完するツールをとり入れるなど、オムニチャネル化での販売力強化を見据える。
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