2019.12.24 調査・統計
日本人はやせたの?BMI全国平均はやや低下…健康意識の向上も
アンファー(株)が23日発表した「2019年度版 肥満要注意ランキング」によると、肥満度はやや低下し、全体の2割が肥満傾向を示していた。対象は47都道府県から100人(男女半々、20~60代各10人)。例年、食べる機会が増え、太りやすい冬の時期に発表している。
平均BMIが高いランク、1位高知・2位青森・3位秋田
同調査によると、世界共通の肥満度の指標である「BMI」25以上が肥満といわれる中、全体の2割が肥満傾向にあった。一方で、2018年のBMI全国平均22.27に比べ、19年は22.26とやや低下。少しだが「痩せ傾向」を示した。「平均BMIが高いランキング」は、1位が高知、2位が青森、3位が秋田で、逆に47位は富山、46位は静岡、45位は神奈川の各県だった。
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックの知久正明院長によると、BMIの平均値が横ばいから少しでも下がっていることは、健康意識が高まっている可能性がある。特に、日本茶の産地でBMIの平均数値が低いように思われ、カテキンなどのポリフェノールが影響している可能性も推察される。お酒をよく飲む県ほど肥満気味であり、カロリーオーバーや運動不足、睡眠の質の低下が影響していることが考えられるという。
肥満度要注意ランキング1位の高知県のアンケートによると、体を動かす、スポーツをするという健康意識と、1日の運動頻度ともに全国41位。食生活スコアも39位に位置した。
一方、自分の外見ケア(筋肉量)を気にするランキングが全国4位で、外見に対する意識は高い。運動する理由は「体を鍛えることが流行っているから」が同5位で、健康のためではなく、他人に劣らないようになど見せかけの健康を身にまとっているようにうかがえる。
富山県は県をあげて健康への取り組みを実施
逆に、47位だった富山県は、県をあげて健康への取り組みを実施していた。食生活スコアは全国6位で、朝食をしっかり食べ、間食習慣も全国3位と、とにかく食事に気を遣っている。また、健康への取り組みとしての「とやま健康ラボ」を実践。楽しみながら健康運動に取り組めるよう、さまざまなコンテンツが用意されている。
「目指せ健康寿命日本一」と、県民の野菜の摂取、昆布を使った減塩や運動習慣の定着をテーマとしたCMや、誰でもできる「オリジナル体操」を新たに制作。スマホのウォーキングアプリを使い、歩数に応じてポイントが貯まり、抽選で賞品が当たる企画なども行っている。
知久院長は「BMIを下げるポイントとしては定期的な有酸素運動や食事のバランスがあげられるが、特に県レベルで取り組んでいる県では平均値が低くなっていることが、今回のデータが裏付けている」とコメントしている。
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