2019.10.31 調査・統計
トラベル業界のNPS、ネット系のトップは「Booking.com」
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株)は、トラベル業界を対象に顧客ロイヤルティを測る指標である「NPSベンチマーク調査」を実施、30日に公表した。最もNPSが高いのは、ネット専業型旅行会社部門がBooking.com(ブッキングドットコム)、総合型旅行会社部門ではジャルパックとなった。

総合系では「ジャルパック」が3年連続トップに
調査は9月10~12日。1年以内に各旅行会社を利用した全国の20~60代の男女で、ネット専業型は2678人、総合型は3789人を対象にした。
調査対象企業は、ネット専業型がBooking.com(ブッキングドットコム)、Expedia(エクスペディア)、Yahoo!トラベル、一休.com、じゃらんnet、楽天トラベル。総合型はANAセールス、H.I.S.、JTB、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、ジャルパック、日本旅行、阪急交通社。
ネット専業型6社のうち、NPSのトップはBooking.com(-14.5ポイント)で、最下位の企業との差は12.3ポイント。NPS平均は-18.7ポイント。総合型8社のうち、トップは3年連続でジャルパック(-3.4ポイント)で、最下位との差は18.1ポイント。平均は-14.2ポイントだった。
ネット系の高評価ポイントは「ポイントの貯まり易さ、使い易さ」
要因別の満足度では、ネット専業型は「ウェブサイトやアプリの使いやすさ・わかりやすさ」といったユーザビリティ関連の項目や、「ポイントの貯まり易さ、使いやすさ」で総合型よりも高い評価を得ており、異なる強みが見られる結果となった。一方、総合型は「柔軟なプラン設計」「予約後のアフターフォロー」などのきめ細やかな対応面で、ネット専業型よりも満足度が高い結果となった。
総合もネット系も「コスパ」を重要視
要因別に満足度と重要度を分析したところ、ネット専業型、総合型とも、重要度が高いにも関わらず満足度が伸びなかった項目は「コストパフォーマンス」。次いで「旅の質の高さ」だった。コストパフォーマンスに加え、さらなる品質向上への高い期待があることが分かった。
ネット専業型1位のBooking.comは、サイトのユーザビリティなどの高評価に加え、ギャップ項目のコストパフォーマンスでも高い満足度を得ており、ロイヤルティを押し上げる結果となった。また、総合型1位のジャルパックは、「柔軟なプラン設計」など総合型の強みとなった項目に加え、ギャップ項目である「旅の質の高さ」でも、高評価を得ていた。
SNSでの推奨、ロイヤルティが高いほど発信
ネット専業型、総合型とも、ロイヤルティの高いユーザーほど、SNSやブログで旅行に関するポジティブな情報を発信していた。ネット専業型では推奨者は批判者の約2倍、総合型では同約1.5倍のユーザーが、旅の良い情報を発信している結果となった。

セグメント別では、「推奨者」の情報発信率は、ネット専業型では35.0%(批判者17.6%)、総合型では43.5%(同30.0%)という結果となり、ロイヤルティが高いユーザーほど、発信率も高い結果となっていた。
SNSやブログの利用率は、ネット専業型が73.77%、総合型が70.11%。SNSやブログの利用者のうち、対象の旅行会社での旅について、ポジティブな情報を1年以内に発信したことがあるユーザーは、ネット専業型が23.0%、総合型が33.3%だった。
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