2019.05.20 調査・統計
シニアがよく使うECサイト、1位「楽天市場」・2位「アマゾン」
市場調査・マーケティングリサーチを行う(株)インテージが16日発表した「シニア層のサイト利用状況」調査によると、シニア世代が最もよく利用するショッピングサイトは、1位「楽天市場」、2位「Amazon」、3位「Yahoo!ショッピング」であることが分かった。

同調査は、60~69歳の男女1677人を対象としたi-SSP(=同一人物に対し、複数のデバイスについてのアンケート調査を行う同社独自の調査方法、インテージシングルソースパネル)によるもので、集計期間は18年8月。
よく利用するサイトの1位は「Yahoo!」
シニア層がよく利用するサイトのランキングでは、第1位「Yahoo!」、第2位「Google」と検索エンジンがトップに。次いで、「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」の3大ECサイト、そして「YouTube」「Facebook」「Twitter」といったSNSが上位に挙がっている。
シニア層のECサイト利用で特徴的なのが、「Yahoo!ショッピング」の利用率が全体に比べてプラス13ポイントと高めに出ていること。ポータルサイトの「Yahoo!」が利用率・利用時間ともにトップとなっていることから、検索から直接アクセスしやすいといった手軽さや、古くからあるサイトということでなじみがあることが、この世代の「Yahoo!ショッピング」の利用率を高めているのではないかとインテージでは分析している。
SNS利用は「LINE」がトップ
一方、SNSの利用率については、全体平均と比べて格段に低く、最も利用されているのは「LINE」の53.9%。家族や孫などと連絡を取る手段として「LINE」がシニア層にも浸透していることが理由として考えられる。「LINE」以外で利用されているSNSは「Facebook」と「Twitter」で、「Instagram」は利用率30%に満たなかった。
シニア層は口コミに左右されず品質を最重視
他に、消費意識に関する調査では、「話題性があっても品質の裏打ちがなければ買わない」、「ものを買うときは価格に見合う価値があるか吟味する」など、インターネット上で話題になっているものや口コミへの関心は低く、実際に自分で試してより良いものを自分で選びたいという意識が顕著となる結果に。

逆に「機能よりデザインを重視」「後追いは恥ずかしい」「プレミアム品に弱い」といった意識は薄く、商品に望む要素としては、見た目や新しい機能よりも、基本的な機能や品質が保証されている商品を提供してほしいという考えを持っている傾向が見られた。
シニア層向けサイトは「スマホに特化しない」
こうした結果を受けてインテージでは、インターネットを利用するシニア層向けのデジタルマーケティングで求められる要素について、
- スマホに特化しすぎないこと
- 信頼性を高めること
- リアルな生活において手間がかかる部分“のみ”をネットに置き換えること
の3点を提案。
シニア層では、スマホだけでなくパソコンも大きな力を持っているため、モバイル広告一辺倒にならないことが重要だとしている。また、シニアの多くは商品の買い出しや運搬など、リアルな生活で手間となる部分が便利になるだけで十分だと考えており、SNSによる情報発信よりも、シニア層に親しみのある従来メディアに対する信頼性を活かしたアプローチのほうが、効果があるのではないかと分析している。
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