2019.04.26 調査・統計
フリマアプリ利用の中高年、中古品購入に55%が「抵抗感なし」
(株)メルカリが25日発表した「2019年度・フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動に関する意識調査」によると50代・60代で中古品購入への抵抗が薄れ、フリマなどでの購入頻度が増加していることが分かった。

同調査は、慶應義塾大学大学院の山本晶准教授監修の下、全国のフリマアプリ利用者500人、非利用者500人、計1000人を対象に実施したインターネット調査。調査時期は19年4月3日~5日。昨年に続き2回目となる今回の調査では、消費者の意識や行動の変化について着目している。
中古品の購入、半数以上が「抵抗感なし」
まず、フリマアプリ利用者・非利用者両方に中古品の購入・使用に対する抵抗感を聞いたところ、55.5%が「抵抗を感じない」、44.5%が「抵抗を感じる」と回答。フリマアプリ非利用者で「抵抗を感じる」と回答したのは55.6%で、昨年から6.2ポイント減少している。
また、商品購入の際に重視することを聞いたところ、「新品であることを重視」と回答した割合は全体で27.3%に。「価格」の81%や、「品質・機能」の67.4%に比べると少ないことが分かる。また、50代・60代で「新品であることを重視」している人は、昨年よりそれぞれ5ポイント減少した。

新品購入時に「リセールバリューを考える」は6割
フリマアプリ利用者に対する質問では、「新品を購入するときにリセールバリューを考えるようになった」と回答した割合は60.6%で、昨年と比較して9.7ポイント増加。売ることを前提に買い物をするという意識がさらに拡がっていた。

また、新品購入時の購入単価についての質問では、28%が「購入単価が上がった」と回答。購入単価が上がったカテゴリーの上位は、「洋服・靴・カバン」(55%)、「エンタメ・ホビー」(27.1%)、「家電・スマホ・カメラ」・「インテリア・住まい・小物」(各26.4%)だった。
次に、中古品購入頻度について聞いたところ、「増えた」と回答した割合は63%で、昨年から8.8ポイント増加。このうち50代は22.4ポイント増、60代は11.2ポイント増となっている。中古品購入機会が増えた理由については、50代は「中古品の質が上がったから」、60代は「中古品を購入する場(ツール)などが増えたから」と答えた人の割合が他の年代よりも多かった。

新品で商品を購入した後の行動については、「数回使ってフリマアプリで売った経験がある」と答えた割合は71.2%で、昨年より7.3ポイント増加。「1回だけ使ってフリマアプリで売った経験がある」と答えた人は62.2%で、昨年より7.6ポイント増加している。

フリマアプリの普及は販売企業にとって脅威?追い風?
これらの結果について、山本教授は「今回の調査では、新品・中古にこだわらず欲しいものを手に入れ、消費した後は別の消費者に販売するという消費スタイルが、若い世代だけでなく50代・60代にも広がったことが分かった。また、新品の購入で迷ったときに、リセールバリューを考えるといった行動も増加している。一般的に中古品の普及は新品を販売する企業にとってはビジネス上の脅威となるが、フリマアプリの普及により新品購入を後押しする可能性もある」と指摘している。
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