2019.03.25 ECモール
「天猫国際」で輸入支援開始、一括仕入・海外フルフィルも
アリババグループは21日、越境ECのショッピングプラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」で、今後5年間の海外製品輸入を2000億ドルに拡大する「グローバル輸入計画」の推進に向けて、「海外一括仕入プログラム」(Centralized Import Procurement=CIP)と、「天猫海外フルフィルメント」(Tmall Overseas Fulfillment、=TOF)を展開すると発表した。CIPとTOFに加えて、今年中にオンラインスーパーマーケットを立ち上げ、輸入商品の販売をさらに拡大する。
輸入支援ソリューション「CIP」「TOF」展開
CIPとTOFは、中国市場に参入する海外ブランドの収益拡大を目指すための輸入支援ソリューション。
CIPでは、アリババグループが海外6カ所に設立した物流センター(スマート物流サービス「菜鳥(Cainiao、ツァイニャオ)」)を活用し、食料品チェーンストア・フーマー(Freshhippo、盒馬鮮生)や天猫スーパー(Tmall Supermarket、天猫超市)、銀泰百貨(Intime Department Store)などのショップで取り扱う商品を世界各国から調達している。同サービスを利用することで海外のブランドや企業は、低リスクでアリババグループのプラットフォーム上の7億人近いアクティブユーザーに商品を提供することができる。
TOFは、少量の商品から販売が行える海外向けフルフィルメントで、実験的に販売しながら最適な商品の数や品揃えを調整できる。現在、日本・韓国・米国の3カ国に設置されており、今後、欧州地域にも広げる予定。
海外商品の需要は「Z世代」で急増
こうした事業戦略について、天猫(Tmall)の輸出入事業部ゼネラルマネージャーのアルビン・リュウ氏は、「新たな取り組みはアリババグループのエコシステムに支えられ、既存パートナーだけでなく、将来的にパートナーになるブランドや企業の成長にも貢献できる」とコメント。さらに、「天猫国際の出店パートナーは中国国内に事業拠点がなくても、自社の顧客層を全面的に把握することができる。中国市場への進出および売上拡大のための一貫したサービスがあることがアリババグループの大きな強みだ」と意気込みを語っている。
同社によると、中国消費者の海外商品への需要は、年齢層や地域、商品カテゴリーを問わず、ますます多様化・拡大しており、中でも2000年以降に生まれた「Z世代」と呼ばれる人たちの間で急速に拡大している。18年に天猫国際で最も大きく売上を伸ばした商品カテゴリーは、育毛・養毛関連商品、コラーゲンドリンクなどの美容飲料商品、シューズの3カテゴリーで、「Z世代」の間ではペット用品や美容器具にも需要の高まりが見られたという。
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