2018.10.23 ECモール
店舗の40%が売上2倍を達成!楽天ネーションズの取り組みとは?
楽天市場で豊富な実績を持つ店舗が、まだ実績がない店舗を指導する楽天市場ならではの店舗サポートの取り組み「Area―Nations」(エリアネーションズ)の説明会・卒業式が19日、楽天(株)本社で開催され、「Area―Nations」東京エリアチームの4店舗が取材に応じた。
「Area―Nations」東京エリアチーム 卒業式の記念撮影
楽天で成功しているリーダー店舗が、チャレンジ店舗をサポート
「Area―Nations」は、店舗サポート施策として2017年2月に開始した塾形式の講座。現在、47都道府県をカバーし、これまでの参加店舗数は1068店舗に上る。同講座は、「楽天SHOP OF THE YEAR」で上位に入る店舗など、楽天市場で活躍するリーダー店舗が、チャレンジ店舗を指導する内容で、月1回の講座・懇親会、毎日約2時間程度のオンラインサポートなどを6カ月実施する。
目標は前年同月比で2倍の売上を達成すること。これまでの達成率は約40%で、平均売上伸長率は約30%増だった。これまで、東北会場のチームがチーム全体で最終月に売上2倍となり、中国会場の1チームでは店舗の8割が売上2倍を達成した事例もある。
東京エリアは平均売上伸長率30%増、売上3倍のチャレンジ店舗も
今回取材対象となった、香水の楽天ショップ「PARFUM de EARTH」がリーダー店舗を務める「東京エリアチーム」は、平均売上伸張率が約30%増。最も売上が伸びた店舗は、前年同月比で300%となった。
「フルールサラ 楽天市場店」の笹尾英史氏
笹尾氏「仲間とチームのおかげで成長」
チャレンジ店舗の「フルールサラ 楽天市場店」は、エリアネーションズに参加して以降、5月に売上2倍の目標を達成。7・8・9月についても3カ月連続で目標を達成を果たした。8・9月の売上は前年同月比4倍に拡大するなど、目覚ましい成長を見せた。同店舗の笹尾英史氏は、「仲間とチームのおかげで、より成長できた。レビューにお客様の声を反映させたり、画像加工のコツなど、いろいろなノウハウを教えていただいた。ネット通販を運営している中で、他の店舗と知り合う機会はあまりない。エリアネーションズは参加するメリットが大きい」と話した。
「フランス時計ピエールラニエ公式」の西田恵氏
西田氏「ECで何をすればいいのかわからなかった」
時計販売のショップ「フランス時計ピエールラニエ公式」は、8・9月に売上2倍を達成した。商品名、キャッチコピー、商品ページを基礎から見直したほか、RPP広告などを実施し、アクセス人数が急増した。参加した楽天のセールでのアクセス増を実感したと言う。同店舗の西田恵氏は、「当店はECだけでなく、百貨店に卸したり、アンテナショップでの販売もしているが、実店舗の販売力低下に危機感を抱いていた。ECに力をいれたかったが、何をやっていいかわからないため、勉強のために参加した。ページ作りから写真の撮り方、人材採用など、いろいろなことを情報交換させていただいた」とコメントした。
「ピアスイヤリング カラコンPIENA」の小副川裕輝氏
小副川氏「鋭い意見をいただき、改善につなげた」
ピアスやイヤリングなどのアクセサリーを販売するショップ「ピアスイヤリング カラコンPIENA」は、商品を見つめ直し、自社の長所を再確認。商品キーワード検索対策、ランキングチェックなど、中~長期的な戦略に取り組み売上を拡大。6月には過去最高の月商を達成した。同店舗の小福川裕輝氏は「店舗運営では、1人が1つの業務しか担当できない。長い目で仕事をみたいと思い、参加した。看板商品の講座では、29人の参加者に商品を見ていただいたが、鋭い意見を頂くことができ、随時改善につなげた。セールイベントの取り組みでは、1時間単位の売上を公開してもらい、細かい部分にも取り組めるようになった」と語った。
リーダー店舗「PARFUM de EARTH」の笠原龍司氏
リーダー店舗の笠原氏「講師の立場になって学べることが多い」
講師を務めたリーダー店舗の笠原龍司氏は「楽天市場の強さは、個性ある4万5000店舗が集う日本最大級の商店街であること。個性ある店舗の特徴をどうやって出していくかが、楽天市場の生命線になる。Area―Nationsは楽天の新たなチャレンジだと感じている。楽天の成長エンジンとなる取り組みと考え、リーダー店舗になることに意義を感じて参加した。講師の立場になってみると、逆に教えられることのほうが多かった。確実に言えることは、教える店舗の方が伸びる。これはどの業界でも共通している」と話した。
楽天ネーションズグループの上杉憲佑マネージャー
楽天の上杉憲佑楽天ネーションズグループ マネージャーは、「大事なのは、ネーションズの期間だけでなく、卒業後も皆で集まり、コミュニティーを継続すること」と話した。実際に東京エリアチームでは、卒業後も再度集まる機会を設ける予定ができているという。今後としては、「全国の店舗が参加する体制を構築できたが、まだ開催できていない県もある。今後は全国で開催し、各地域でのコミュニティーを広げていきたい」と抱負を述べた。
(山本 剛資)
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