2018.08.29 行政情報
国交省、ドローン配送実験地域を選定…秩父で楽天が参加
国土交通省は27日、山間部などの過疎地域等における物流の課題を解決することを目的とした無人航空機(ドローン)による荷物配送実験で、福島県南相馬市や埼玉県秩父市など5カ所を実験地域として選定したことを明らかにした。
楽天やANAなどが各地で代表事業者として協力
同実証事業は、国交省の「平成30年度CO2排出量削減に資する過疎地域等における無人航空機を使用した配送実用化推進調査」(環境省連携事業)の一環として実施するもので、今年6月からドローン物流に取り組む意欲のある自治体を募集していた。今後、ドローン物流を本格化させるため、各地域でCO2排出量削減効果および費用対効果などについての検証を行う。
秩父市の検証実験は楽天がリード
今回の公募では、全国14地域からの応募があったが、その中から福島県南相馬市、埼玉県秩父市、長野県白馬村、福岡県福岡市の5カ所が選ばれた。募集に際しては、自治体関係者や物流企業らによる協議会の設置が求められていたが、秩父市では楽天(株)、福岡市ではANAホールディングス(株)が協力することが明らかになっている。
このうち、楽天が参加する秩父市ドローン配送協議会による実験では、物流の課題として山間地域を中心とした人口減少、限界集落の増加などにより物流事業の維持が困難となる可能性を指摘。同地域の多くの限界集落は標高が高く、輸送距離も長くなるため、住民らもドローンでの物流に期待を寄せているという。
ビジネスモデルとしては、楽天・東京電力ベンチャーズ・ゼンリンが共同で行う「ドローンハイウェイ」により、ドローンの飛行ルートをインフラ側から支援。配送サービスについては、国内各所で配送実験実績のある「楽天ドローン」が担当する。今年中に実施する本実験を経て、19年には秩父地域他での定期的・継続的なドローン物流を実施。20年度以降には運用を高度化し、有人地域での物流を試みる予定。
■国交省「平成30年度CO2排出量削減に資する過疎地域等における無人航空機を使用した配送実用化推進調査 検証実験地域」
■楽天×東京電力ベンチャーズ×ゼンリン「ドローンハイウェイ」
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