2018.03.28 行政情報
IPあたりに1日1893件の探索行為…警察庁サイバー空間調査
警視庁が22日発表した「サイバー空間をめぐる脅威の情勢」によると、17年におけるサイバー攻撃やサイバー犯罪は、引き続き増加傾向にあることが分かった。
サイバー空間における探索行為については、1日に1つのIPアドレス当たり1893件と引き続き増加。世界的規模で「WannaCry」など、ランサムウェアに悪用された攻撃ツールを用いた攻撃活動を観測した。中でもIoT機器を標的とした攻撃活動が拡大。特定のルータに存在する脆弱性を標的とした感染活動が増えている。
標的型メール攻撃だけで6027件にのぼる
サイバー攻撃については、報告を受けた標的型メール攻撃だけで6027件と増加。手口としては「ばらまき型」攻撃が多数発生し、全体の97%を占めた。これらの中には、配送会社による再配達の連絡などを装い、大量に送信されていたものもあった。なお、標的型メールの送信先メールアドレスは、インターネット上で公開されていないものが全体の90%、偽装されていると考えられるものが全体の62%を占めている。
不正アクセス禁止法違反は検挙件数648件に
不正アクセス禁止法違反については、検挙人員が255人と増加。検挙件数は648件と過去5年では13年に次ぐ水準となっている。手口としては、利用権者のパスワードの設定・管理の甘さにつけ込んだものが230件と最も多く、サービスではオンラインゲーム・コミュニティサイトが210件で最も多かった。次いで社員・会員用等の専用サイトが116件、電子メールが92件の順になっている。
警察庁では、「警察におけるサイバーセキュリティ戦略」などを踏まえて、各種取り組みを推進。サイバー空間における情報収集・分析、官民連携しての情報共有や防止対策、サイバー人材の育成、外国捜査機関との連携、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたサイバーセキュリティ対策などに取り組みたいとしている。
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