2017.11.24 通販支援
Inagora、KDDI・伊藤忠と提携…76.5億円を調達
Inagora(株)(インアゴーラ)は22日、伊藤忠商事(株)、KDDI(株)、SBIホールディングス(株)の3社から、約76.5億円の資金調達を行ったと発表した。これにより調達資金の総額は1億900万ドル(約123.5億円)となった。
「ワンダー・ジャパン・クロスボーダー・シンジケーション」構想も発表
KDDIとの資本・業務提携では、KDDIグループが運営する総合ショッピングモールサービス「Wowma!(ワウマ)」とインアゴーラが共同で、日本国内EC事業へ本格参入することを決定。インアゴーラが運営する日本商品特化型越境ECプラットフォーム「プラットフォーム」の出店者は、「Wowma!」内の「WONDERFULL」への出店が可能となった。
また、「Wowma!」と「プラットフォーム」の出店者に対し、中国越境EC・国内のプラットフォームが同時に利用可能となるソリューションを提供。「Wowma!」出店者向けには、越境ECを行うために必要となる全工程(商品情報の制作・翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応、多チャンネル展開など)のサポートを行う。これにより「Wowma!」出店者は、インアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送するだけで、中国市場へ進出することが可能となる。
今回の増資を受け、同社は日中間における新しい商品流通システム『Wonder Japan Cross Border Syndication(ワンダー・ジャパン・クロスボーダー・シンジケーション)』に関する構想を発表。日本企業が越境ECを行う上で必要となる商品マスター・通関データベース・新商品情報といった情報基盤、商流・物流といったビジネス基盤、マーケティング基盤をプラットフォーム化し、越境ECの総合的サポートを行う。
同システム(構想)の概要は次の通り。
(1)商品マスターのデータベース構築により商品マスター情報を中国の販売チャンネルに開放。正確な商品情報の流通を可能とすることで、中国市場への商品の認知や、潜在ニーズの掘り起こしを図る
(2)配送モデルで必要となる書類を明確化して通関データベースを構築。登録した通関データを中国の販売チャンネルが再利用できる環境を整える
(3)日本企業の新商品リリース情報や、モデルチェンジ、リニューアルなどの情報を中国の販売チャンネルで発信するためのプラットフォームを整備する
(4)日本企業と中国の販売チャンネルをシステム連携させることで、日中間での受発注、各販売チャンネルの受注データに基づく販売予測を可能とし、これまで困難だった予約発注を実現する
(5)有力なSNSメディアがインアゴーラ倉庫にある在庫商品をバーチャル在庫として販売することが可能となるよう、越境ECに関わる物流サポートを実施する
(6)中国国内における消費者の購買行動、チャンネル別の月間販売データ、業界動向、市場調査などの中国のマーケティング情報を日本企業に提供する
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