2017.11.22 通販会社
再配達問題で「到着時間を気にするようになった」が52%
(株)リビングくらしHOW研究所が21日発表した「宅配利用についてのアンケート調査」によると、再配達問題に関するニュースについて「内容まで知っている」と答えた人が72.3%に上ることがわかった。また、再配達問題を知った後の自分や周囲の変化については、「到着時刻や再配達時間を以前より気にするようになった」が51.9%、「配達員をねぎらう気持ちが強くなった」が44.5%に上り、再配達が社会問題化したことで、消費者の行動や気持ちに変化が生まれていることがわかった。
同調査は、全国の女性1119人を対象に実施したインターネット調査(「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」)によるもの。調査期間は10月4日~9日。
宅配便の受取は「ネット通販」が86.8%
宅配便を受け取っている頻度は、、「月に2~3回程度」(28.7%)、「週1回程度」(21.9%)、「月1回程度」(19.7%)の順に多く回答。受け取るジャンルは、「ネット通販」が86.8%と圧倒的に多く、「実家や親戚からの衣類や食品などの仕送り」(27.5%)、「母の日やお中元・お歳暮などのギフト」(18.4%)を大きく引き離した。
また、3年前と比較した宅配便の受け取り頻度については、24.7%が「増えた」、25.6%が「やや増えた」と回答。年代別では、20代の75.9%、30代の62.7%が「増えた」または「やや増えた」と答え、若い世代の増加が顕著となっている。発送頻度が増えているのも20代・30代で、中でも「ネットオークション・メルカリなどの個人間取引が増えた」と答えた人は、20代で72.2%、30代で66.7%に上った。
6割弱が配送料値上げに不満
再配達問題に関するニュースについては、「内容まで知っている」と答えた人が72.3%に。再配達問題を知った後の自分や周囲の変化については、51.9%が「到着時刻や再配達時間を以前より気にするようになった」、44.5%が「配達員をねぎらう気持ちが強くなった」と答えている。また、少数派ではあるものの「コンビニ受け取りを利用するようになった」(9.8%)、「会社受け取りを指定するようになった」(2.5%)、「自宅に宅配ボックスを設置した」(1%)、「駅や宅配ロッカーを利用するようになった(0.9%)など、受け取り方法を変えるケースも見られた。
宅配会社が実施した当日再配達受付締切り時間の繰り上げについては、76.9%の人が「働く人を守ることになるので賛成」と理解を示していることが判明。その一方で、宅配便の基本運賃の値上げについては、全体の55.9%が「嫌だが仕方がないので今後も利用する」、8%が「反対なので今後は利用を減らしたい」と答えるなど、配送料の値上げに不満を抱いている様子がうかがえた。なお、「働く人を守ることになるので賛成」は全体の36.2%となっている。
再配達問題の対策として設置が進む宅配ロッカーについては、利用経験者は全体の7%で今のところは少数派。利用者に感想を尋ねたところ、「満足」(34.2%)、「まあ満足」(50%)とおおむね好評だった。また、宅配ロッカーをまだ利用したことがない人に今後の利用意向を尋ねたところ、54.5%が「利用したくない」と回答。その理由については、「かさばるものや重いものは持ち帰るのが大変」「セキュリティーが不安」「育児中で子どもの荷物も多いので取りに行くのが大変」などの意見があった。
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