2026.04.17 行政情報
公取、「生成AIに関する実態調査報告書」を改訂 独禁法上の論点を再整理
公正取引委員会は4月16日、「生成AIに関する実態調査報告書ver.2.0」を公表した。生成AI市場の実態調査結果を踏まえ、生成AIを利活用したビジネス展開について独占禁止法上の論点を再整理した。
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既存サービスへの生成AI統合など論点に
生成AIを利活用したビジネスをめぐり、知的財産権の侵害や競争政策上のリスクが指摘されている。報告書は「モバイルOS上の専用ソフトウェアに関する制限行為」「既存のデジタルサービスに生成AIを統合する行為」の2つの論点について、考え方を再整理した。
モバイルOS提供事業者が、純正オンデバイス生成AIモデルを使用したアプリなどの競合他社に対して、専用ソフトウェアへのアクセスを制限し、取引を減少させた場合には、独禁法に抵触する恐れがあると説明している。
また、特定のデジタルサービスの有力企業が、競合他社が提供する生成AIに対し、必要性がないのにもかかわらず、API接続を制限することで、競合する生成AIモデルの使用を妨げる行為も、独禁法上の問題が生じると整理した。
「自社優遇」なども含めて注視する方針
公取では、今回の2つの論点のほか、「自社優遇」「生成AIを用いた並行行為」「パートナーシップによる高度専門人材の獲得」の論点も含めて、引き続き、関連市場を注視する方針としている。
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