2019.06.28 ECモール
アスクル、業績予想を下方修正…約31億円の特損を計上
アスクル(株)は27日、19年5月期決算で、「ASKUL Value Center日高」(以下、AVC日高)に関する固定資産について、特別損失(減損損失)30億9700万円を計上することを発表。併せて19年5月期通期業績予想を下方修正した。
ASKUL Value Center日高
AVC日高の回収可能性を検討、特損計上へ
AVC日高は、17年2月に火災した「ASKUL LogiPARK首都圏」の近隣に開設した物流センターで、同年4月より稼働。その後、いわゆる「宅配クライシス」に起因する配送運賃値上げなどの事業環境の変化や、その他のリスクなども踏まえて、同社では個人向け通販「LOHACO」の事業計画を見直している。
こうした中、改めてAVC日高の固定資産に係る回収可能性を検討。その結果、19年5月期第4四半期で減損損失を計上し、純利益および1株当たり純利益に反映することとなった。
下方修正も業績予想は増収・営利増
19年5月期連結業績予想数値は、前回予想との比較で、売上高が0.8%減(30億円減)の3870億円、営業利益が25%減(154億円減)の45億円、純利益は88.6%減(31億円)の4億円となる見込み。
アスクル発表資料より抜粋
同社は修正の理由について、売上高および営業・経常利益は増収増益を見込んでいるものの、「LOHACO」の計画未達により予想数値を下方修正したと説明。一方、収益力については19年5月期第2四半期以降は着実に向上しており、「LOHACO」についても独自価値eコマースへの転換により、収益改善できているとしている。さらに、BtoB事業はWEB成長戦略の強化とロングテール商品の拡大により安定的な増収増益となっていることから、減損損失については一過性のものだとした。
なお、20年5月期については大幅な増益が見込まれており、その詳細については19年7月3日に予定している19年5月期決算発表時に公表される。
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