2018.7.11

ECの世界市場は2.4兆ドル、1位中国・4位日本…通商白書

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経済産業省が10日公表した『平成30(2018)年版通商白書』によると、16年のEC(B2C)市場規模は、世界で約2.4兆ドルに達する見込みで、地域別では1位の中国が世界市場の4割を占め、2位が米国、3位がイギリス、4位が日本、5位がドイツの順となった。EC化率は、1位が中国(19%)で、2位がイギリス、3位が韓国となり、日本は7位だった。

 

 

世界の越境EC市場規模、20年には9940億ドル

 通商白書は、1949年から毎年発行されている貿易に関する報告書。18年版では「拡大するデジタル貿易」「ITプラットフォーマーの躍進」「急成長する中国経済」「中国の高成長の取り組み」「在中国日系法人の課題」などについて取り上げている。

 

 同書によると、世界の越境EC市場規模は、18年には6750億ドル、20年には9940億ドルに達する見込みで、このうちB2C市場規模は16年地点で約2.4兆ドルに達している。

 

 

 また、20年には越境EC利用者が9億人を超えると予想。地域別の成長率では、中国が目立って高く、2位のアメリカの約1.6倍となっている。中国はEC化率(19%)でも世界をリードしており、今後も世界のEC市場を牽引することが予想されている。

 

18年世界時価総額ランキング、4位Amazon・8位アリババ

 18年の「世界時価総額ランキング」では、上位10社のうち6社がITプラットフォームを占めている。順位は1位「アップル」(米国)、2位「アルファベット」(同)、4位「Amazon」(同)、5位「Facebook」(同)、6位「テンセント」(中国)、8位「アリババ」(同)となっている。同書では、ECやクラウドコンピューティングサービスのITプラットフォームを提供する世界的企業が、存在感を増していることを指摘した。

 

 

 その一方で、日本の対中輸出額は17年に過去最高の約14.9兆円に達しており、日本の総輸出先の約2割が中国となっている。中でも、日本からの越境ECが急速に拡大しており、16年には1兆366億円、17年には1兆2978億円に達したと推定されている。

 

 消費財(越境ECを含む)で見ると、化粧品・医薬品、玩具や旅行など娯楽関係品、幼児用品が高い伸びを示している。また、中国では環境問題への対応が大きな課題となっていることから、今後は日本の優れた環境技術にビジネスチャンスがあるとの期待が持たれている。

 

経産省『通商白書2018』

 

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