2018.4.20

宅配大手のバイパスへ、運送業者が「ラストワンマイル組合」設立

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1都3県の運送業者23社による通販配送業者初の組合「ラストワンマイル協同組合」がこのほど設立され、 荷主と作業を分担した新たな配送サービスを6月1日に開始する。理事長は、デリバリーサービス(株)の志村直純社長。

 

 

荷主と配送工程を分担し、送料の低価格化を実現

 同組合は、拡大を続けるネット通販市場に伴う宅配便取扱数増加や配送ドライバー不足を原因とした運賃引き上げ、総量規制など、荷主の課題解決を目的に設立。荷主と共同で工程の分担をすることにより低運賃を実現し、宅配大手のバイパスライン(副経路)としての役割を担う。

 

 

 サービス開始時は1都3県(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)を対象とし、1日3万個の配送貨物量からスタート。1年後に1日5万個(年間1500万個)、3年後に1日15万個(年間4500万個)を目指す。さらに今後の展開として、茨城県・山梨県・長野県・静岡県の運送会社から賛助会員を募り、エリアを拡大する予定。

 

 同組合のサービスでは、これまで配送業者がワンストップで担っていた受付・集荷・仕分・横持ち(運搬)・配送までの作業を荷主と分担することにより、低運賃を実現。運賃体制には「持込先」と「仕分」を組み合わせた4つのプランを設けた。例えば「割引プランD」の場合、荷主が営業所別に仕分けをし、各営業所に持ち込むことにより、2Kg(60サイズ)で290円、10Kg(100サイズ)で436円といった料金での配送が可能となる。付加サービスについては、開始当初「時間帯サービス」「指定日配達・日曜・祝日配達」「荷物追跡情報サービス」「代引きサービス」「置配サービス」「回収サービス」の6つのサービスに限定する。

 

 

 他に組合員活動として、交通遺児に対する寄付を継続的に行う予定で、荷物1個につき荷主・組合員からそれぞれ1円を預かり、2円を寄付として納付する。(※寄付先については後日決定時に発表)

 

 同組合への参加企業は、アトムロジスティクス(株)、(株)地区宅便、デリバリーサービス(株)、圏央運輸商事(株)、(株)日本軽貨物輸送連合会、(株)H&R、(株)クイックス、クオリティーサービス(株)、(株)プラウド、日本エリアデリバリー(株)、(株)AIコンツェルン、(株)トータルサポート、(株)プレンティー、(株)翔和サービス、(株)ワークステーション、プロキャリーサービス(株)、(株)ライフポーター、安房運輸(株)、(株)千葉通商、(株)ドリームネット、(株)ティーアンドティー、エース(株)、(株)WORKSの23社。

 

「ラストワンマイル協同組合」

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