2018.4.17

海賊版サイト撲滅へ、電子書籍5社が「日本電子書店連合」設立

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電子書籍事業を行う(株)アムタス、(株)イーブックイニシアティブジャパン、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ(株)、(株)パピレス、(株)ビーグリーの5社は16日、正規版購入の啓蒙や健全な市場発展に取り組む団体「日本電子書店連合」を発足した。

 

 

正規版購入を啓発、電子書籍事業者の加入を呼びかけ

 アムタスは「めちゃコミック」、イーブックイニシアティブジャパンは「Ebookjapan」、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレは「コミックシーモア」、パピレスは「Renta!」、ビーグリーは「まんが王国」を運営している。

 

 インターネットやスマートフォンの利用者の拡大に伴い、電子書籍市場は毎年2ケタ成長を続け、17年には2001億円を達成(出版科学研究所調べ)。そのうち8割を電子コミックが占めるなど、電子コミックスの売上は紙の単行本の売上を上回っている。その一方で昨今、海賊版サイトをはじめとしたさまざまな問題が生じている。

 

 政府はこれらの問題を解決するため、著作権保護に関する法整備や海賊版サイトに対するブロッキング対策などを検討。読者に対する正規版購入への理解と啓蒙活動の実施を求めている。そこで上記5社が発起人となり、「日本電子書店連合」を設立。正規版購入を促す取り組みを進めることにより、出版社や著者に適切な利益を還元する環境整備を整え、健全な電子書籍市場の発展を目指す。

 

 主な活動内容は、(1)電子書籍読者への正規版購入の理解と啓蒙活動、(2)電子書籍市場関係者との連携を含む海賊版サイト対策、(3)その他健全な市場発展を阻む事象への対応。

 

 5社では今後、電子書店を展開する事業者に広く参加を呼び掛け、連携して活動を進めていきたいとしている。

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