2017.11.13

アスクル、火災損傷の「Logi PARK 首都圏」など2施設を譲渡

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アスクル(株)は8日、物流センターの「ASKUL Logi PARK 首都圏」と「ASKUL Logi PARK 福岡」を東急不動産が出資する特定目的会社(SPC)2社に譲渡すると発表した。また、2施設の譲渡で特別利益を第2四半期決算に計上するため、通期業績予想を上方修正した。

施設の譲渡で純利益が2.6倍に

 「ASKUL Logi PARK 首都圏」は今年2月、大規模な火災により多大な損傷を受けている。同社は両施設の譲渡について、東急不動産からSPCを設立した上で、現状有姿で買い取ること、『ASKUL Logi PARK 首都圏』については全棟解体・新築した上で、両物流センターを賃借すること、といった提案を受けたと説明。

 

 同社では、(1)火災により大きな損傷を受けた「ASKUL Logi PARK 首都圏を修繕した場合の瑕疵(かし)リスクを回避できる、(2)「ASKUL Logi PARK 首都圏」を新築することによって最新の防災設備の導入などを推進し、より安心安全な物流センターの構築ができる、(3)「持たざる経営」に回帰し、両物件を含む物流施設のアセットマネジメント事業を行う(株)ecoプロパティーズを連結子会社として新設することにより、ロジスティクス事業の黒字化、収益拡大が図られる…などの理由から東急不動産と協業し、物流センターを共に構築・運営していくことを決定した。

 

 また、両施設の譲渡に伴い、「ASKUL Logi PARK 首都圏」の火災損失引当金戻入額68億円と「ASKUL Logi PARK 福岡」の固定資産売却益44億円、合計113億円を特別利益として、「ASKUL Logi PARK 首都圏」の固定資産売却損36億円を特別損益として、18年5月期第2四半期連結決算に計上する。

 

 これにより、18年5月期連結業績予想数値を上方修正した。今回修正した予想では売上高が3650億円と同額で、営業利益が8.6%増の38億円(前回発表予想35億円)、経常利益が16.7%増の35億円(同30億円)、純利益が166.7%増の40億円(同15億円)とした。

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