2025.05.07 行政情報
消費者庁、いわゆる健康食品のGMPガイドライン「自己点検表」を公表
いわゆる健康食品の製造・品質管理の向上を目的に、消費者庁は5月2日、サプリメント製造工場を対象としたGMP(適正製造規範)ガイドラインの「自己点検表」を作成し、公表した。
▽関連記事
機能性表示食品「PRISMA声明2020」への準拠、一般消費者による選択は6月以降か
消費者庁、サプリ形状食品など対象に「赤色3号」含有量の自主点検を要請
各項目の解説も記載
いわゆる健康食品について消費者庁は、「錠剤、カプセル剤等食品の原材料の安全性に関する自主点検及び製品設計に関する指針(ガイドライン)」と「錠剤、カプセル剤等食品の製造管理及び品質管理(GMP)に関する指針(ガイドライン)」について」の2種類の通知に基づき、安全性と品質を確保するよう推奨している。
このうち、GMPガイドラインについて実効性の向上を目的に、自己点検表を作成するととともに、各項目の解説を加えた。
総括責任者の任務、製品標準書や製造管理基準書といった各種マニュアル、原材料の製造・品質管理、製品の製造管理、バリデーションの実施といったGMPソフトと、製造施設に関するGMPハードのそれぞれで、点検のポイントを一覧できるようにしている。
錠剤・カプセル形状などのサプリメント製品では、成分を濃縮するだけでなく、不純物や夾雑物も濃縮されてしまう。また、成分の配合量が過剰になると、健康被害を招く恐れもある。
そうした点を踏まえ、健康被害を防ぎ、一定の品質を保つために、GMPによって製造・品質を管理することが有効とされている。GMPは、原材料の受け入れから各製造工程、製品出荷までの全工程について、適切に管理するための取り組みを要求している。
ラクトフェリンでも「免疫」訴求
消費者庁は5月2日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、ラクトフェリンを機能性関与成分として「免疫機能の維持に役立つ」旨を表示できる製品を公表した。ラクトフェリンによる「免疫」訴求は初めて。
届出者は森永乳業。「ラクトフェリンはpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)の働きを助け、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています」と表示する。
これまでの届出を見ると、「免疫」訴求で用いられる機能性関与成分として、プラズマ乳酸菌をはじめ、L-92乳酸菌や酢酸菌GK-1などがある。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【成功事例7選】EC×LINE公式アカウント活用
-
2
Yahoo!ショッピング店を検索対策で売上アップ
-
3
これでセールを逃さない!EC年間イベントカレンダー
-
4
Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
-
5
会員数2,500社以上、日本最大級の会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ
ニュースランキング
-
1
【5月7日14時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
機能性表示食品「PRISMA声明2020」への準拠、一般消費者による選択は6月以降か
-
3
沖縄県、電子タバコに乱用される危険ドラッグ「笑気麻酔」に注意喚起
-
4
健康食品・化粧品で目立つ不適切な広告…JADMAが実態調査
-
5
「au PAY ふるさと納税」で最大40%ポイント還元キャンペーンを開始