2024.12.10 調査・統計
国内メタバース市場規模 2024年度は2750億円の見込み…産業界は推進派と撤退派に2分化
矢野経済研究所が12月9日発表した「メタバースの国内市場動向調査」の結果によると、2023年度の国内メタバース市場規模は前年度比35.3%増の1863億円となり、24年度は同47.6%増の2750億円に拡大する見込みとしている。
メタバースの国内市場規模推移・予測
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2028年度に1兆8700億円と予想
プラットフォーム、コンテンツ・インフラ、XRデバイスの合算値で見た国内メタバース市場規模は、2021年度が793億円、22年度が1377億円、23年度が1863億円で推移。24年度には2750億円に拡大すると見込まれる。
さらに、25年度が4097億円、26年度が6710億円、27年度が1兆2030億円と大幅に拡大し、28年度には1兆8700億円に達すると予想している。
23年度はコロナ禍を背景に、企業のDX化が加速。その影響で、メタバース市場への新規参入企業が急増した21~22年度と比べて成長率が減速した。
国内のメタバース市場はPoC(概念実証)の段階を経て、戦略的な投資に進む企業と、ROI(投資収益率)が向上せずに事業から撤退する企業の2分化が進んでいるという。
また、23年度から24年度にかけて、オンラインで一部の行政サービスを利用できるメタバース役所や地域復興イベントなどで、自治体によるメタバース導入が積極的に行われた。産業分野を見ると、教育・小売・エンターテイメントといった領域で具体的なユースケースが普及。特定分野で実用的な価値が認識される段階に進んでいると分析している。
法人向け市場からコンシューマー市場へ
現在のところ、国内市場はグローバル市場と比べて、メタバースが消費者に十分に浸透しておらず、特に地方や高齢者層ではメタバースに対する認知度が低い状況にある。関連業界では、国内メタバース市場を黎明期または幻滅期にあると認識しているという。
今後1~2年は、継続的な投資やAIなどの周辺技術の開発が進み、法人向け市場からコンシューマー市場へ徐々に浸透していくと予測している。
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