2023.11.22 行政情報
「空間除菌」の表示が景表法違反に、レックに課徴金669万円
十分な根拠もなく、「クロラス酸で空間除菌」などとうたって除菌製品を販売したとして、消費者庁は11月22日、家庭用品メーカーのレック(東京都中央区、永守貴樹代表)に対し、景品表示法違反により課徴金669万円の支払いを命じたと発表した。

自社ウェブサイトの広告例
自社ウェブサイトの広告例
大手ECモールの自社ウェブサイトで違法広告
消費者庁の調べによると、同社はスプレー式の除菌製品「ノロウィルバルサン」を販売する際に、大手ECモールに開設した自社ウェブサイトやYouTube動画などで、消費者を誤認させる表示を行っていた。
例えば、2020年9月8日から同年10月19日までの期間、自社ウェブサイトで「クロラス酸で空間除菌 目に見えないウイルス・菌を99.9%除去」や「空間の気になるウイルスに効く」などと表示。また、寝室やリビングをはじめ、玄関、トイレ、風呂場などでの使用を説明していた。
そうした表示によって、同商品を空間に噴霧すると、クロラス酸の作用によって、リビングや寝室などの室内空間に浮遊するウイルスや菌を99.9パーセント除去・除菌できるかのような印象を与えていた。
表示を裏づける資料は不十分
しかし、消費者庁の求めに応じて同社から提出された資料は、表示を裏づけるために十分な内容ではないと判断された。
自社ウェブサイトには、「※すべてのウイルス・菌を除去できるわけではありません」などの説明も記載されていたが、消費者に与える効果の認識を打ち消すものとは認められなかった。
消費者庁は表示が景品表示法に違反するとして、同社に課徴金納付命令を出し、来年6月24日までに669万円を支払うように求めた。
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