2023.09.28 調査・統計
値上げラッシュで新たに取り組んだことは? 消費者の3割がポイ活を開始
この1年の値上げラッシュを受け、ソニー損害保険(株)は27日、『家計のために新たに取組んだことに関する調査』の結果をまとめ、発表した。全国の持ち家家庭で家計管理に携わる200人に実施し、8割以上が家計への影響があったとしていた。値上げラッシュ前の2021年と比較して、23年の1か月の支出は平均2万2820円増加していた。

1か月の平均支出が2万2820円増加
食品上場105社のほか、全国展開を行う非上場食品90社を含めた主要195社の23年の値上げ品目数は、今後の予定を含めると年間累計が3万1036品目。これは22年の2万5768品目を上回り、記録的な値上げラッシュとなっている(帝国データバンク調べ)。23年は、加工食品1万1772品目が値上げとなり、全食品分野で最多となった。また22年の値上げは、食材価格の高騰、原油高・物流費の高騰、円安による輸入コスト増加の3つが主な背景としてあったが、23年は原材料価格の上昇のほか、電気代やガス代などエネルギー価格の上昇、包装・資材費、物流費の上昇が原因として挙げられる。
実際に消費者にはどんな影響が出ているのか。同社が3月に実施した、値上げで「卒業」したもの(これまで続けていたものをやめたり変えたりした)や家計に関する調査では、約4割が「卒業したものがある」と答え、1位は「外食」、2位は「買い物場所」、3位は「オシャレ」、4位は「通信費の契約」、5位は「国内旅行」「間食」となっていた。
家計への影響では、86.5%が「あった」と回答。また、22年と23年の上半期を比べた家計の支出も同様に、86.5%が「増えた」。一方で、世帯収入は「変わらない」が最多で48.0%。家計支出が増えた人の21年と23年の1か月の平均支出は、2万2820円増加していた。
23年になってから家計への影響が大きいと感じている値上げ品目は、「電気・ガス・水道料金」(79.5%)が最多で、「ガソリン」(75.0%)、「小麦粉・小麦製品(パン・パスタなど)」(59.0%)などが続き、エネルギー価格上昇の影響が大きいことがうかがえた。
「サブスクの見直し」「フリマアプリの活用」も上位に
値上げの影響で「家計のために新たに取り組んだこと」を聞いたところ、41.0%が「ある」と回答し、ランキングにすると、1位が「食料品の節約」(76.8%)、2位は「日用品の節約」(62.2%)、3位は「節電・節水」(57.3%)、4位は「外食を控えて内食(自炊)を増やす」(48.8%)、5位は「趣味・娯楽費の節約」「ポイ活」(各30.5%)となっていた。さらに、「通信費の見直し」(15.9%)、「家計簿での出費管理」「サブスクの見直し」「被服費の見直し」「ふるさと納税」(各13.4%)、「資産運用」(9.8%)、「フリマアプリの活用」(7.3%)、「交通費の見直し」「電力会社の乗り換え(各6.1%)、「生命保険の見直し」(4.9%)などが続いていた。
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