2023.06.09 行政情報
食品ロス削減、2021年度は1万トン増…コロナ禍で需要読めず
消費者庁・農林水産省・環境省の3省が9日発表した2021年度の食品ロス量(推計値)によると、事業系・家庭系を合わせた食品ロス量は前年度から1万トン増の523万トンとなった。コロナ禍の影響により、製造業や小売業で需要の見通しが立たず、事業系の食品ロス量が増加した。

環境省の発表資料より
環境省の発表資料より
事業系4万トン増、家庭系3万トン減
21年度の食品ロス量の内訳は、事業系(製造・卸・小売・外食)が前年度から4万トン増の279万トン。家庭での食べ残しや消費期限・賞味期限切れによる廃棄といった家庭系が3万トン減の244万トン。合計で1万トン増の523万トンと推計される。国民1人あたりに換算すると、1日に約114g、年間で約42㎏の食品ロスが発生している。
事業系については、コロナ禍に伴う行動制限を背景に、事業者側の需要予測が困難だったことから、前年度から製造業が4万トン増、小売業が2万トン増となった。
製造業では、大学の休校が繰り返されて注文が取り消されたことや、内食の需要が拡大した影響も考えられるという。小売業については、内食需要の変化を読み切れなかったことが主な原因とみられる。
外食産業は営業自粛や客足が遠のいたため、市場の縮小に伴って食品ロス量も1万トン減少した。
家庭系は未開封のまま捨てる食品ロス量の削減が課題
家庭系の詳細を見ると、未開封のまま捨てる「直接廃棄」は、前年度と同じ105万トンで推移。食材の皮をむき過ぎるといった「過剰除去」は1万トン増の34万トン、「食べ残し」は4万トン減の105万トン。
このうち「直接廃棄」はここ数年、横ばいで推移。削減に向けて、「消費期限」「賞味期限」に対する消費者の理解を深める取り組みなどが課題に上っている。
政府は、2000年度比で30年度までに食品ロス量を半減させるという目標を掲げている。2000年度は事業系547万トン、家庭系433万トンで、21年度時点の削減率はそれぞれ約49%、約44%となった。
(木村 祐作)
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