2023.04.12 行政情報
花粉症の効果をうたった健康茶からステロイド、国センが注意喚起
インターネット通販で販売されていた花粉症への効果をうたった健康茶に、医薬品成分のステロイドが含まれていたとして、(独)国民生活センターは12日、販売業者名と商品名を公表し、購入者に向けて注意喚起を行った。

ステロイドが検出された健康茶「ジャムー・ティー・ブラック」
ステロイドが検出された健康茶「ジャムー・ティー・ブラック」
「ジャムー・ティー・ブラック」を飲んだ10代女性が健康被害
ステロイドが含まれていたのは、(株)香塾(大阪市都島区都島南通1-13-14)が輸入・販売元の健康茶「ジャムー・ティー・ブラック」。原産地はインドネシアのジャワ島。内容量150g、価格6100円(税込)。
同センターによると、今年1月に「医師からの事故情報受付窓口(ドクターメール箱)」に、健康茶を飲んだ患者(13歳・女性)の副腎皮質ホルモンの数値が低下し、飲用を止めて回復したことから、健康茶にステロイドの混入が疑われるという情報が寄せられた。
これを受けて、同センターが同じ銘柄の商品を購入して調べた結果、ステロイド成分の「デキサメタゾン」が1ℊあたりに3㎍含まれていた。商品パッケージの記載のとおり、小さじ1杯の量を1日2回飲用した場合、約15㎍に相当する。
デキサメタゾンは慢性関節リウマチ、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などに適用される。副作用として感染症の悪化、ムーンフェイス、痙攣などが報告されている。服用を急に中止すると、リバウンド現象を引き起こすリスクがある。
同梱の「説明書」に著しい改善効果を表示
同センターの調べによると、同商品のパッケージには「体質を改善する為の飲み物です」、「効果が出たと感じたら、飲むのを止めます」などと表示。
さらに、商品に同梱した説明書では、「花粉症の激しい症状が緩和され通常生活が可能な状態になると報告されています」、「早い人は1シーズン飲めば翌年の花粉の季節には飲む必要がなくなる人も居ます」などと、花粉症に対する効果を説明していた。
同センターは、購入者に向けて「急に止めるとリバウンドの恐れがあるため、医師に相談してほしい」(商品テスト部)と話している。
(木村 祐作)
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