広告分析ソリューション、共同広告商品の開発などを予定

　TVerとZHDならびにZE、ヤフー、LINEは、基本合意をもとに「国内エンターテインメント産業の活性化」に貢献するため、基本合意を機に今後、具体的施策について検討を開始する。

　広告分析ソリューションの共同開発や、各社のサービス成長に向けた施策連携に加え、販促領域における共同広告商品の開発や、TVerとZHDグループのサービスにおける複合企画の実施など、連携の強化に資する取り組みを検討していく予定という。

　ZHDはヤフーとともに、動画配信サービス「GYAO!」を展開してきたが、1月16日、3月末でGYAO!のサービスの終了を明らかにしている。今後は、縦型ショート動画「LINE VOOM」を強化するため、LINEと、LINEからの委託によりZEが一部業務を共同で実施する『LINE VOOM』に動画領域のグループ経営資源を集中するとしていた。

事業間のシナジー創出を推進

　ZHDグループは、2021年10月よりグループ内の国内エンターテインメント事業を統括するZEを本格始動するなど、ヤフーおよびLINEグループが運営する事業間のシナジー創出に取り組んでいる。

　｢TVer｣は2015年10月からサービスを開始。安心・安全なテレビコンテンツを広告付きで無料配信する民放公式テレビ配信サービスだ。パソコンやスマートフォン、タブレット、テレビアプリで毎週約600番組の見逃し配信のほか、過去のコンテンツの配信、リアルタイム配信（地上波の同時配信）やライブ配信も実施している。