2023.01.24 行政情報
健康食品通販のアシストに課徴金1億1700万円、景表法で歴代7位の金額に
インスタグラムを利用したステルスマーケティングやアフィリエイト広告で、バストアップ効果をうたって健康食品を販売したことが景品表示法に違反するとして、消費者庁は24日、販売会社のアシスト(株)(東京都豊島区、木島悠代表)に対し、約1億1700万円の課徴金を納付するように命じたと発表した。景表法の課徴金額としては歴代7位に当たる。

消費者庁の発表資料より
消費者庁の発表資料より
インスタグラムへの投稿はステマ
同社はアクガレージ(株)と共同で、『ジュエルアップ』『モテアンジュ』という商品名の健康食品を販売。『ジュエルアップ』については、インスタグラムへの投稿で、「バストアップサプリメントです」「貧乳が悩みなので2カップアップが目標!目に見える効果が出たらいいなぁ」などと記載していた。
課徴金納付命令に先立ち、消費者庁は2021年11月に2社に対し、再発防止策などを求める措置命令を出した。その際の調査によると、当時のアシスト代表はアクガレージの社員で、業務の多くをアクガレージに委託する関係にあったという。
インスタグラムへの投稿については、社外の一般人に行わせていたことが判明。ステルスマーケティングによる優良誤認表示に該当すると判断した。
アフィリエイトサイトでは、「『バスト育ちすぎてヤバい!?』バストアップ&美容ケアのW効果で簡単に巨乳メリハリボディになる裏技解禁!」「巨乳になっちゃう!?」などと表示していた。
『モテアンジュ』についても、アフィリエイトサイトで同様の表示が確認された。
8月25日までに支払いを命令
消費者庁は同社に、表示の裏づけとなる資料の提出を求めたが、同社からは提出されなかった。このため、消費者庁では表示が景表法で禁止する「優良誤認表示」に当たると判断した。
課徴金の対象期間は、『ジュエルアップ』が2019年11月16日~22年11月15日、『モテアンジュ』が20年10月23日~21年4月23日と認定。同社に対し、8月25日までに1億1716万円の支払いを命じた。
(木村 祐作)
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