2022.09.13 通販支援
吉野家とヤマト運輸が流通スキーム構築へ、冷凍食品の保管・発送を一元化
(株)吉野家とヤマト運輸(株)は12日、吉野家の直販・卸向け外販事業の流通スキーム再構築に向けた合意書を締結した。「冷凍牛丼の具」をはじめとする個食用冷凍食品の保管から発送までを、ヤマト運輸の3温度帯物流ネットワーク上に1元化することでオペレーションを効率化し、出荷キャパシティの拡大をめざす。

卸向けは来年2月から運用を開始
吉野家公式通販ショップを含む直販サイト全5店舗では、8月17日から運用を開始し、卸向けについては2023年2月からの運用開始を予定している。サプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減も合意目標の1つに掲げている。
吉野家は1993年から「冷凍牛丼の具」を発売し、卸向けに外販事業を開始した。また、2013年から初の直販サイトとなる吉野家公式通販ショップを開設し、主力商品である「冷凍牛丼の具」や特定保健用食品「トク牛」など全79品を販売している。
構築した外販流通スキーム
持続可能なサプライチェーン構築へ
コロナ禍やライフスタイルの変化によって、中食需要はさらに高まっており、21年度の吉野家の外販事業売上は18年度比で2倍になった。これまで吉野家は直販・卸部門ごとに委託業者を選定し、物流管理を行ってきたが、70種類以上にのぼる複数温度帯の商品管理やセット組など、増加するニーズに迅速に対応するため、流通スキームの効率化が課題だった。
ヤマト運輸は、ユーザーのサプライチェーンを上流から下流までトータルに支援するため、全国の拠点と輸配送ネットワークのシームレスな結合や、デジタル情報の可視化を通じて、在庫の適正化やスピード納品、輸配送コストの削減など、顧客企業の経営に資するビジネスパートナーをめざしている。
今回、両社は高まる中食需要に対応し、個食用冷凍食品の出荷キャパシティをさらに拡大するため、外販事業の流通スキームを見直し、持続可能なサプライチェーンを構築する。オーダーから配送までのリードタイム短縮や商品ラインアップの拡充など、ユーザーの多様なニーズに応えるとともに、食品・資材ロスや温室効果ガス排出量の削減などを通して、より持続可能な食品流通の実現をめざしていきたいとしている。
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