省スペースで高能力を実現した仕分け機「クロスベルトソーター」を導入

　新倉庫には村田機械（株）の国内最大規模の搬送機器「シャトル型自動倉庫」と、省スペースで高能力を実現した仕分け機「クロスベルトソーター」を導入。最新マテハン導入による物流業務削減の省人化効果は既存対比6割を見込んでいる。

　アルペンではアパレル、シューズ、小物（フィットネス用品やサポーターなど）、大物（キャンプ用品やゴルフキャディバッグなど）と、幅広いカテゴリの商品を取り扱っており、物流でそれらを効率良く仕分け店舗に届けるにはさまざまな課題があった。

　そのため、カテゴリ別に物流網を再整理し、効率的で無駄がなく変化に柔軟に対応できる強固な物流網を構築する「新物流戦略」を立案し、実行している。第一弾として、21年に大物、小物カテゴリの専用倉庫（小牧ディストリビューションセンター）を稼働。小物倉庫では日本初導入となる3Dロボット倉庫システムALPHABOT（村田機械製）が稼働している。

アパレルとシューズを1つの拠点に集約

　さらに、第二弾として、アパレル、シューズカテゴリの専用倉庫（大口ディストリビューションセンター）を新設。大規模なマテハン設備を導入し、24年初旬の稼働をめざす。アパレルとシューズを1つの拠点に集約することで、投資を集中させることができ、高いコスト効率と投資効果が期待できる

　これらの「新物流戦略」を実践することで、店舗までの供給リードタイムの大幅短縮化をはじめ、売場/ブランド別梱包納品による店舗品出しまでの作業簡素化、出荷物量コントロールによる庫内作業人数および配送の最適化の実現を見込んでいる。