2022.03.10 通販支援
日本郵便、英・独・仏など15カ国へのEMSを停止…輸送力不足で
日本郵便(株)は、イギリスやドイツ、フランスなど、ヨーロッパを中心とした18の国と地域への国際郵便物について、8日から航空便などの引き受けを停止している。ロシアのウクライナ侵攻の影響を受けて、十分な輸送手段が確保できなくなったことが原因としている。

ウクライナの情勢不安が航空機運航に影響
ウクライナの情勢不安に端を発し、ヨーロッパの各国はロシアへの経済制裁措置として、ロシアの航空機の領空内飛行を禁止。同時にロシアも、ヨーロッパ各国の航空会社に領空内飛行を制限するなどで、航空機運航の混乱は世界の広い範囲に及んできている。
これが国際郵便の送達にも深刻な影響を及ぼし始めた。日本郵便が引受停止対象としたのは、イギリス、ドイツ、フランス、フィンランド、ベルギー、モナコ、チュニジア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ガボン、コートジボワールなど、合わせて18の国と地域。
発送できない国・地域宛で引き受け済みの荷物は順次返送
これらの国・地域への航空機による国際郵便とともに、ガボン、チュニジア、コートジボワールを除く15カ国では国際スピード郵便(EMS)の引き受けも取りやめている。小包郵便物のみ取り扱う国もあり、詳細はHP上で公開している。一方、船便がある国への郵便物の引き受けは続けている。
これまで引き受けした郵便物のうち、名宛国・地域宛てに発送できないものについては順次、配達を担当する郵便局から返送している。8日までに引き受けした、ドイツとボスニア・ヘルツェゴビナ宛て以外の郵便物についても同様の取扱いになる可能性が高い。両国宛ての引き受け停止対象郵便物は返送せず、可能な残余の輸送力で発送するとしている。
日本郵便では、各国・地域宛ての航空便の減便などが継続されていることから、引き受けした国際郵便物の送達には遅延が生じるおそれがあり、了承と不便への理解を求めている。
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