2022.01.17 調査・統計
次世代物流システム・サービス市場、21年は4.4%増の6282億円
(株)富士経済が発表した『次世代物流システム・サービス市場調査』によると、自動化ニーズの高まりやサブスク型サービスの導入、DXの取り組み加速などで拡大基調にあり、2021年の市場は20年比4.4%増の6282億円。26年には同60.0%増の9627億円を見込んだ。

ロボ活用やサブスク型サービス導入など、物流業界は変革期に
市場は日本市場+日系メーカー海外実績。ロボティクスの活用やサブスク型サービス導入の広がり、ラストワンマイルの課題解消に向けた取り組みなどが進み、物流業界は変革期を迎えている。ロボティクス・オートメーション9品目、ロジスティクス・ファシリティ8品目、ラストワンマイル5品目、IoT6品目、AI4品目、サービス6品目の市場を調査・分析し、将来を展望した。
20年は、コロナ禍の影響で市場は縮小した。21年はEC利用増加に伴う物流量の増加や、人手不足対策としてロボットなどの導入が進み、市場は前年比4.4%増が見込まれる。今後は、省人化を目的とした自動化ニーズの高まりや目的別に最適化された製品の伸長、DXの加速により、市場の拡大が見込まれ、26年には20年比60.0%増を予測した。
ロジスティクス・ファシリティは、立体自動倉庫システムを中心に従来から安定した需要がある。近年では通販業界を中心に物流システムの自動化が進められていることから、今後も堅調に拡大するとみられ、21年は2483億円、26年は3152億円を見込んだ。
ロボティクス・オートメーションやIoT、AIが伸長の見込み
さらに、DXの実現に向けて主要システロボティクス・オートメーション、IoT、AIがムとなるロボティクス・オートメーション、IoT、AIが伸びるとみられる。ロボットとソフトウェアを連携した自動化ソリューションの展開が進んでいるのを受け、ロボティクス・オートメーションはフレキシブルな生産ラインの構築、柔軟なレイアウト変更ニーズの増加で伸長。21年見込みは440億円、26年には914億円を予測している。
IoTは、自動化に加えて従業員の高齢化などで、アナログ管理からソフトウェアを活用したデジタル管理への切り替えが進んでいることも伸びを後押し。21年は477億円、26年には642億円に成長するとした。AIは、実証実験や試験導入から本格運用に移行することで伸びが期待され、21年は78億円を見込み、26年には、20年比7.9倍の506億円を予測した。
また、サブスク型サービスの展開が増えており、運輸・倉庫事業者や物流施設の運用事業者による、EC事業者を対象としたサービスや、中国系ロボットメーカーによるサービス展開が進んでいる。導入にかかる初期費用が低く、繁忙期や閑散期などで需要に合わせた柔軟な運用が可能なことから、これまで労働集約型の作業体制に依存してきた物流現場でロボティクスの活用が加速することが期待される。
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