2021.11.15 通販会社
オイシックス2Qは増収減益、販促費の拡大などで減益も新規会員が急増
オイシックス・ラ・大地(株)がこのほど発表した2022年3月期第2四半期(21年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比18.1%増の561億6700万円、営業利益が同15.8%減の33億4700万円、純利益は同12.1%減の21億5600万円となった。

販促費・物流費などの投資で減益に
宅配事業の「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の主要3ブランドを中心とした売上は順調に成長。会員数は合計で前期末比4万3000人増となった。ARPUは前年同期比で86億の増収。コロナ禍でイレギュラーに上昇した前年と比べると減少したが、コロナ前比では10~18%増と高い水準を継続している。米国の「Purple Carrot」も黒字を継続中。利益面では前年同期比で減益となったが、Oisix中心の売上増により、想定を上回って進捗した。
Oisixの売上高は前年同期比24.0%増の285億8000万円、セグメント利益は同6.7%減の40億4500万円。会員数は新規獲得プロモーションが順調に進捗しており、3月末の30万8899人から、9月末には34万7772人へと大幅に増加した。
食品宅配需要の高まりで購買頻度が堅調、主力商品「Kit Oisix」も好調
継続的な食品宅配需要の高まりで購買頻度が堅調に推移。主力商品「Kit Oisix」の売行き好調などが奏功した。一方、セグメント利益は当初計画に対し順調に推移しているものの、新規獲得のための販促費増や新海老名ステーションの費用増などの費用投下で減少した
大地を守る会は、売上高が前年同期比 6.6%減の66億2800万円、セグメント利益は同4.1%減の11億4400万円。会員数は4万5307人から4万5394人と微増だった。売上高・セグメント利益とも、手軽に野菜を摂取できる商品・サービスの開発強化などで、当初計画に対し順調に推移しているが、コロナ禍でイレギュラーに増加した前年同期比では減少した。
新サービス「ふぞろいRadish」での新規獲得が好調
らでぃっしゅぼーやの売上高は前年同期比3.9%減の87億3200万円、セグメント利益は同29.7%減の11億4300万円。会員数は、3月にローンチした新サービス「ふぞろいRadish」を活用した新規獲得が好調に推移し、6万2751人から6万6464人に増加した。売上高・セグメント利益とも当初計画に対し順調に推移しているが、前年同期比では減少した。
米国で、ヴィーガンに特化したミールキットの宅配事業を展開するPurple Carrotは、売上高が前年同期比 37.0%増の55億3600万円、セグメント利益は同130.5%増の8億1100万円となった。コロナ禍の落ち着きで会員数は反動減フェーズに移行しているが、前年同期比では大幅に伸長。売上高、セグメント利益ともに大きく増加した。
「サステナブルリテール戦略」に基づき、今四半期も自社+サプライチェーン全体でのフードロスの削減や温室効果ガス削減への取組みを強化した。ふぞろいや規格外の販売促進など、「畑のフードロス」削減量は上期で約1000トン。サブスクモデルを活用した畑と食卓の需給データマッチング「流通でのフードロス」は、一般小売店の5~10%に比べて約0.2%に。食材使い切りのサービスで「家庭での食材廃棄量」も3分の1まで減らしている。
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