2021.09.16 通販会社
健康食品会社に課徴金1億7889万円、サプリ摂取による免疫効果を表示
サプリメントの摂取で免疫力が高まり、病気を予防・治療できると思わせる広告を行ったとして、消費者庁は15日、健康食品販売会社のイマジン・グローバル・ケア(株)に対し、景品表示法違反により課徴金1億7,889万円を支払うよう命じたと発表した。

『ブロリコ』販売で自社ウェブサイト・冊子・チラシで宣伝
消費者庁の調べによると、同社はサプリメント『ブロリコ』を販売する際に、自社ウェブサイト「ブロリコ研究所」、冊子「免疫力を高めるブロリコとの出会い」、チラシ「病気を予防したいあなたへ。」で事実と異なる効果をうたっていた。
自社ウェブサイトでは、「免疫力を高める方法についての情報 ブロリコ研究所」、「免疫低下で病気を招く」、「免疫を高めるブロリコ」などと宣伝。
冊子では、「年齢とともに低下する、免疫力。では、どうやってそれを高めていけばよいのでしょうか」と問いかけて、「世界初、自然免疫をたかめる成分『ブロリコ』」などと表示していた。
チラシでも、糖尿病と免疫力の関係を解説しながら、「糖尿病で、ブロリコ成分を摂取いただいた方から、多くの体感のお声が届いています」などと表示。さらに、風邪の予防や花粉症などにも効果があると説明していた。
表示を裏づける合理的根拠なし
消費者庁の求めに応じて、同社から表示の根拠とした資料が提出された。しかし、合理的な根拠とは認められなかった。
また、チラシに掲載した体験談については「※個人の感想であり体感には個人差があります」と表示していたが、消費者が受け止める効果の印象を打ち消すものではないと判断された。
食品分野では過去2番目の課徴金額
消費者庁はこれらの表示が景表法に違反するとして、同社に対し、来年4月18日までに1億7889万円の課徴金納付命令を出した。
消費者庁によると、「課徴金額はこれまでで5番目に大きく、食品分野では2番目に大きい。(食品分野の)1番目も健康食品の表示だった」(表示対策課)という。
取材に対し、同社では「在宅ワーク中なのでメールで問い合わせてほしい」と説明。メールでコメントを求めたが、回答期限までに返答はなかった。
(木村 祐作)
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