2021.03.29 調査・統計
20年機能性表示食品市場、26%増の3349億円…トクホを上回る
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済はこのほど、保健機能食品(機能性表示食品、特定保健用食品、栄養機能食品)の国内市場を調査し、発表した。うち、機能性表示食品の2020年市場は3000億円を大きく超え、特定保健用食品の市場規模を上回る見込みだ。新商品の発売や非機能性表示食品からの切り替えが活発化しているという。
機能性表示食品市場が大幅に拡大、新規ブランドも増加
機能性表示食品は大幅な市場拡大が続いている。制度がスタートした15年はサプリメントを中心に市場が形成され、16年以降は既存商品のリニューアル品を中心に、大型ブランドからの派生商品だけでなく、新規ブランドの立ち上げも見られるようになった。18年以降は伸び率の落ち着きが見られるが、前年比20%増を維持。20年は3349億円(同25.9%増)と、特定保健用食品の市場規模を上回る見込みとなっている。
種類別では、サプリメント(20年見込み1532億円、前年比21.1%増)を中心に市場は拡大してきたが、近年はドリンク類(同1512億円、同35.5%増)でも新商品投入や機能性表示食品へのリニューアルが活発化。20年にはサプリメントとほぼ同等の規模になるとみられる。
訴求効能別では生活習慣病予防の需要が高い傾向に
訴求効能別では、生活習慣病予防が中性脂肪値や血糖値といった数値対策などで需要が高く、約半数。コロナ禍を背景に、基礎疾患への注力度の高まりによる需要も増加し、20年も市場は大幅に拡大するとみられる。スポーツサポートや血行促進、オーラルケアは苦戦しているが、骨・関節・筋肉サポート、ストレス緩和・睡眠サポートなどは非機能性表示食品から機能性表示食品への切り替えや新商品投入が続いており、好調が続いている。
特定保健用食品の構成の中心は乳酸菌飲料、ヨーグルト、ドリンクヨーグルト。機能性表示食品の制度がスタートして商品数が増えたことで、影響が表れるようになった。18年は茶系飲料を中心に需要が流出して市場はマイナス。19年は美容効果で初となる(株)ポーラ・オルビスホールディングスの「オルビス ディフェンセラ」の発売がプラス要素となったが、引き続き機能性表示食品への需要流出がみられ、市場は縮小した。
「ブラックジンジャー」市場が11倍に急拡大
20年国内市場は、前年比5.1%減の3338億円を見込んだ。新商品発売が特に見られず、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、有力販売チャネルであるCVSの利用客数が減少したため、ドリンク類(20年見込み2117億円、前年比5.8%減)が苦戦し市場は縮小するとみられる。サプリメント市場は同132億円、同3.6%減を見込んだ。
また「注目市場」として、成分別市場の「乳酸菌類」(20年見込み1919億円、同4.5%増)、「ブラックジンジャー」(20年見込み22億円、同11倍)、訴求効能別では「骨・間接・筋肉サポート」(20年見込み904億円、同20.4%増)、「ストレス緩和・睡眠サポート」(20年見込み260億円、同37.6%増)を挙げた。国内市場はいずれも、引き続き拡大が予想されている。
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