2019.11.01 通販支援
ヤマトHDが赤字に転落、営業損益62億円…人件費の増加で
ヤマトホールディングス(株)が10月31日に発表した2020年3月期第2四半期(19年4~9月)連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比1.4%増の8001億2600万円、営業損益が62億1300万円(前年同期比73.5%減)、34億5900万円の純損失となり、 前年同期と比べ134億4100万円の減益となった。

人件費の増加で赤字に
営業収益の増収は、デリバリー事業の構造改革を推進した中で、宅急便単価の上昇に伴う結果。営業費用は7939億1200万円で、前年同期比で282億1600円増加した。集配体制の構築に向けて増員を進めたことで委託費は減少したものの、人件費が増加したことなどにより、営業損益につながった。
宅急便を中心としたデリバリー事業では、収益力の回復に向けて、プライシングの適正化や新規顧客への営業を推進するとともに、コストコントロールの強化に取り組んだ。また、物流全体におけるデジタル化の推進による集配作業、事務の効率化や、輸送効率を高めネットワーク全体を最適化するための幹線ネットワークの構造改革にも取り組んだ。
EC市場で損益36億円
成長が続くEC市場に対しては、「宅急便コンパクト」「ネコポス」の拡販を進めるとともに、引き続き複数のフリマサイトと連携し、発送窓口の拡大を推進。コンビニやオープン型宅配便ロッカー(PUDOステーション)から発送できる環境づくりや、受け取り場所として宅急便センタ ーやコンビニ、PUDOステーションを指定できる環境を整備した。発送手続きをスマホで完結でき、オンライン決済や匿名配送などを利用できる新たなサービスの提供も開始した。
その結果、営業収益は前年同期比2.8%増の6404億2200万円。利益面では、営業損失として35憶6200万円を計上し、同185憶4300万円の減益となった。宅急便の取扱数量は同0.6%増の8憶7900万個、クロネコDM便は同17.1%減の5億1900冊だった。
BIZ-ロジ事業は好調
BIZ-ロジ事業は、営業収益がメンテナンス・リコールサービスにおける前期の反動減などで710億100万円となり、同4.8%の減少。営業利益は物流拠点の見直しによる効率化などで、24億3700万円となり、同33.2%の増となった。
また、e-ビジネス事業の営業収益は、消費税率引上げに伴うキャッシュレス・ポイント還元事業に関するシステム構築などの業務受託や、産直事業者に向けた軽減税率対応のシステムサポートが伸びたことなどにより149億3700万円となり、同17.7%増加。営業利益は52億7500万円となり、同33.2%増加した。
フィナンシャル事業の営業収益は、「クロネコwebコレクト」「クロネコ代金後払いサービス」の利用が増加したものの、決済ニーズの変化による代引き市場の縮小などに伴い、「宅急便コレクト」の取扱いが減少。これによって388億4900百万円となり、同2.8%の減少。営業利益は33億3400万円で、同2.4%減少した。
同社は併せて、2020年3月期通期(2019年4月~2020年3月)の連結業績予想を下方修正した。営業収益を1兆6950億円から1兆6700億円に、営業利益を720億円から620億円に、純利益を380億円から320億円にそれぞれ修正。宅急便単価の改善の一方、大口法人顧客からの取扱数量が下回る見通しなどを反映させた。7月に公表していた。
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