2025.05.07 ECモール
LINEヤフー3月期、売上1兆9174億円の増収増益…LINE公式アカウントなど注力へ
LINEヤフーは5月7日、2025年3月期連結決算で、売上収益が前期比5.7%増の約1兆9174億円、営業利益が同51.3%増の約3150億円、純利益が同35.6%増の約1534億円を計上したと発表した。今後はLINE公式アカウント・LINEミニアプリなどに注力する方針を示すとともに、PayPayの上場準備を開始したことを明らかにした。
決算概要を説明する出澤剛社長(写真:オンライン)
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コマース事業の売上収益は2.6%増の8483億円
セグメント別の売上収益を見ると、LINEヤフー・ZOZO・アスクルのコマース事業は同2.6%増の8483億円となった。アカウント広告やディスプレイ広告などのメディア事業は同4.2%増の7316億円、フィンテックなどの戦略事業は同17.7%増の3412億円を計上した。
コマース事業は、ZOZOグループとアスクルグループの増収に加え、各EC事業の成長に伴って前期を上回った。特にYahoo!ショッピングとトラベルが成長をけん引したという。その結果、EC取扱高は同4.3%増の4兆3766億円、そのうち国内物販系取扱高は同2.7%増の3兆1206億円となった。
メディア事業を見ると、アカウント広告の売上収益は、LINE公式アカウントの有償アカウント数の増加などによって同18.9%増。検索広告はパートナーサイト面で減収となったものの、LINEヤフー面の増収によって同0.8%増となった。一方、ディスプレイ広告は前期を下回った。
PayPayの上場準備を開始
2025年度の注力分野として、LINE公式アカウント・LINEミニアプリ、PayPayを中心とした金融事業、AIエージェントを挙げた。
出澤剛社長は「LINE公式アカウント・LINEミニアプリは合計で20兆円超の潜在市場があると考えている。今後の拡大余地は非常に大きい」と説明。LINEミニアプリだけで、2028年度までに年間1000億円を目指す計画とした。サービス基盤を強化するため、飲食・理美容を中心にミニアプリの営業を強化するとともに、LINEやYahoo!JAPANからのユーザー流入を強化する考えを示した。
また、出澤社長は「PayPayは上場に向けて準備を開始した。上場先は米国市場も視野に入れている」ことを明らかにした。
2026年3月期の売上収益(連結)は、前期比9.5%増の2兆1000億円と予想している。
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