2023.10.13 調査・統計
4~6月のカード情報流出事件は5件、ECサイトからの流出が減少…かっこがレポート公表
かっこ(株)が12日発表した「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年4~6月版)」によると、4~6月にカード情報流出事件が5件発生し、カード情報流出件数は30万件を超えた。ECサイトからのカード情報流出事件が減少したのもの、銀行の不正送金被害が急増している。

クレカ不正利用による被害額は32.8%増の141億円
「キャッシュレスセキュリティレポート」は、同社とfjコンサルティング(株)が共同で取りまとめた。4~6月は、カード情報流出事件が5件(ECサイト4件、カード会社1件)発生し、カード情報流出件数は30万1545件に上った。4月にカード会社が、自社のダイレクトメールに誤ってクレジットカード番号を印字した状態で送付する事故が起こり、約29万件のカード情報が流出し、4~6月に流出したカード情報の大部分を占めた。傾向を見ると、ECサイトからの流出事件が減少する一方で、銀行の不正送金被害が急増した。ECサイトからの流出事件は4件、カード情報流出件数も約1万件と、1~3月から大幅に減少。これに対し、インターネットバンキングによる預金の不正送金被害が急増し、上半期(1~6月)の被害件数は過去最多の2322件、被害金額は約30億円に達した。
4~6月のクレカ不正利用による被害額は、前年同期比32.8%増の合計141億円。番号盗用による被害額は約132億円で同16.9%増となり、2021年以降、不正利用被害の9割以上を占めている。
転売不正注文が増加
また、かっこの不正注文検知サービスのユーザーを対象とした審査結果から、転売不正注文が増加傾向にあることがわかった。1~3月、4~6月ともに前年比2倍以上の発生率となり、特に初回限定品を狙った転売不正が継続的に発生している。商材別の不正注文検知数ランキングを見ると、4~6月は1位が「ホビー・ゲーム」、2位が「デジタルコンテンツ」、3位が「チケット」、4位が「コスメ・ヘアケア」、5位が「健康食品・医薬品」だった。
■「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年4~6月版」
https://www.fjconsulting.jp/pickup/cashless_security_report/
https://frauddetection.cacco.co.jp/media/data/11204/
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