2023.08.30 調査・統計
「AIを導入済み・予定」の通販会社が3割、情報源サイトの1位は通販通信ECMO
(株)エルテックスはこのほど、EC・通信販売事業関与者の実態調査『通販事業者のAI導入事情』『通販事業者の利用する情報源』などの調査結果を、2023年版として発表した。通販事業者の3割がAIを導入済み、または導入を予定しており、利用したいAIは「サイト内検索」「チャットボットや接客ツール」「マーケティング分析」などとなっていた。

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「サイト内検索」「チャットボットや接客ツール」などで利用
エルテックスでは2000年ごろから、ECサイト/通販システムの開発と構築を積極的に推進しており、関連する市場動向を把握するため、今回で21回目の独自調査を実施した。年商規模1億円以上の通販事業に携わる300事業者を対象に、6月30日~7月4日に聞いた。それによると、AIを「導入している」のは全体の8.7%、「決まっている」の24%を加えると32.7%となり、3割の事業者でAI活用が具体的になっていることが分かった。一方、「導入予定がない」などの回答は9.0%にとどまっていた。
年商別では100億円以上の事業者で、導入済みが2.4%、導入が決まっているは21.4%の計23.8%となり、1~10億円の36.9%、10~100億未満の33.3%に比べて10pt以上数値が低く、導入に慎重な様子がうかがえた。
利用したいAI(複数回答)は、「サイト内検索」(54.2%)、「チャットボットや接客ツール」(52.7%)、「マーケティング分析」(48.0%)がトップ3。年商別では、100億円以上の事業者で、レコメンドエンジン、商品説明文やFAQなどテキスト情報の自動生成の2つの利用方法で全体の平均値に比べて10pt以上も利用意向が高いという特徴がみられた。
「商品画像・動画の自動生成や合成」(28.6%)、「メルマガの自動生成」(11.7%)といった項目は予想に反してスコアが低く、フェイク画像や動画などのネガティブなイメージがあることで選択をためらったことなども推測される。
新聞媒体と展示会が情報源のトップ2
通販/ECの仕事上で利用している情報源(複数回答)は、23年時点では「展示会」「新聞」のスコアが高く、サイト(インターネット)はメディアが多い分、スコアが分散化した傾向があった。さまざまなメディアの中でトップは「日経MJ」(29.3%)で、次点は「イーコマースフェア」(27.7%)」となり、新聞媒体と展示会がトップ2となった。サイトでは、「ECのミカタ」と「通販通信 ECMO」が20.7%で、トップを分け合っていた。通販/EC事業者は、販売する商品ジャンルや価格帯、リアルメディア中心、EC中心など千差万別で、情報源の対象も事業者ニーズにより異なっており、展示会や新聞は比較的スコアを集め、編集内容に特徴のあるサイトは数値が分散化しているものと思われ、自社ビジネスに有用な情報が多いメディアを見極めることが課題といえそうだ。
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【2023年度(4-3月)版】ECモールセール予測カレンダー
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