2023.07.31 調査・統計
帰省シーズン前に定番の土産品が値上げ…東京商工リサーチ
飲食料品の値上げが止まらない――。(株)東京商工リサーチがこのほど発表した『主要飲食料品メーカー200社の価格改定・値上げ調査』結果によると、帰省シーズンを前に土産品の定番「東京ばな奈」や、8月・9月には「ガツン、とみかん」「柿の種」も値上げを控えている。

▽関連記事
価格の上昇で影響する生活費、1位「食費」・2位「電気代」
▽関連記事
価格の上昇で影響する生活費、1位「食費」・2位「電気代」
8月の値上げ予定は27社・938品
同様の調査は7回目。飲食料品メーカー200社に、1月1日以降に出荷・納品分で値上げを表明した商品を開示資料などを基に集計した。1回の値上げで複数商品の値上げが行われる場合の値上げ幅は平均値を集計。値上げ、価格改定は7月26日公表分まで。今年に入っての値上げは、出荷分だけで3万797品に上る。学校が夏休みに入り、本格的な帰省シーズンを迎えるが、食卓に馴染みの食品に加え、アイスキャンディーなどの氷菓や菓子類も続々と値上げされ、家計にはさらなる負担増が襲いかかっている。
8月の値上げは、27社・938品で、5月(756品)以来、3か月ぶりに1000品を下回ったが、ベストセラー商品の「北海道あずきバー」「メロンボール」(井村屋)や、「柿の種」(亀田製菓、内容量変更)、東京土産の定番「東京ばな奈(シリーズ)」(グレープストーン)など、人気商品の価格が見直される。アイスクリーム類や菓子は、9月も「ガツン、とみかん」(赤城乳業)など、複数のメーカーが値上げを表明しており、季節の味にも影響が広がってきた。
分類別の最多は調味料(8654品、構成比28.1%)。醤油や味噌のほか、夏に欠かせない麺つゆ、秋冬の定番である鍋つゆ類も軒並み値上げされ、品目数は毎月増加している。だし原料の煮干し(カタクチイワシ)、カツオ節、サバ節は昨秋以来、原材料不足が長引いている。
加工食品(7824品、構成比25.4%)は、缶詰や即席麺、パックごはんに加え、今春に値上げが相次いだハム・ソーセージ類の再値上げを9月以降、大手が公表している。
原材料費高騰などで10月には4000品突破の見込み
10月は4000品を突破する勢いだ。ハム・ソーセージは今年2回目の値上げを予定するメーカーが相次ぐ。伊藤ハム・米久、プリマハム、丸大食品は4月に家庭用商品の価格改定を行ったが、再び予定。原材料、輸送コストも上昇。その他の大手も追随の動きがある。値上げ対象商品の理由別では、「原材料」の高騰が2万8798品(構成比93.5%)で最多。次いで「資源・燃料」が2万5320品(同82.2%)、「物流」が2万346品(同66.0%)、資材・包材が1万9188品(同62.3%)と続いた。構成比が前回から上昇したのは、「原材料」(93.1%→93.5%)、「資源・燃料」(82.1%→82.2%)、「物流」(65.3%→66.0%)だった。
原材料価格に加え、再び高騰に転じた油価や電気代などの光熱費、さらに物流コストは燃料上昇の影響を大きく受ける。こうしたコストアップ要因が重なり、メーカー側は値上げに踏み切らざるを得ない状況に陥っている。今夏の資源・燃料価格の上昇が製造コストに反映し、秋以降は再値上げされる商品が増えて「値上げの秋」を迎える公算が大きい。
▽関連記事
価格の上昇で影響する生活費、1位「食費」・2位「電気代」
▽関連資料
紙DMのクレカスイッチ訴求でLTV2倍も!大王製紙グループが提案する通サポとは?
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【楽天市場】RPP広告チェックリスト2025
-
2
【無料公開】食品EC「カオスマップ」2025 – 食品EC業界の最新動向
-
3
Amazon:販売数アップのためのSEOキーワード・販売戦略
-
4
機能性表示食品の体験談で注意すべきポイント ーひざ関節商材の事例で考えるー
-
5
あらためて整理!二重価格のルール 景表法の視点で読み解く正しい価格表示のポイント
ニュースランキング
-
1
JADMA、悪質広告を指南する広告代理店・コンサルタントを問題視…消費者委員会がヒアリング
-
2
CBN製品、6月1日から取り締まり…精神毒性が懸念されるなか、今もECモールで販売中
-
3
ZenGroup、海外向け文房具ECでサブスクボックス「静かな雨」を発売
-
4
アマゾン、新幹線の業務用スペースを活用した商品輸送に取り組む
-
5
【5月30日9時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
