2023.06.13 ECモール
Yahoo!JAPAN、22年度の非承認「広告素材」は約1億3000万件
ヤフー(株)は13日、2022年度の「広告サービス品質に関する透明性レポート」を公開し、Yahoo!JAPANが定めた基準に抵触する広告素材が約1億3000万件に達したと発表した。

非承認としたアカウントは約7900件
広告素材の審査で非承認とした件数は、前年度から微増の1億3355万8640件。非承認とした理由は、「最上級表示、№1表示」「不快感を与える表現」などが多く、「薬用化粧品、化粧品」「たばこ、電子たばこ」「商品、健康食品」の行き過ぎた表示なども目立った。
「不快感を与える表示」として、口・鼻・胸など人体の一部を拡大した画像や、露骨な性的表現があった。
広告アカウントの審査では、上半期に4069件、下半期に3824件のアカウントを非承認とした。
開設時の審査で非承認とした主な理由は、「通常の環境で表示できない」「広告表現で過去に重大な違反実績がある」など。逸脱した化粧品の効能効果、「〇〇キャンペーン 残り30分」といった虚偽表示、審査通過後にリンク先を基準違反の内容に変更する手法が見られた。
開設後の非承認については、「アカウントの登録情報から不正な広告出稿の懸念」を原因とするものが増加。これは、水漏れや開錠といった暮らしのレスキューサービスに関する一部の広告が要因という。
Yahoo!JAPANでは、特定デジタルプラットフォームの透明性・公正性向上に関する法律に沿って、審査基準やデータの取り扱い情報を集約した特設サイトを設け、情報を公開。そうした取り組みの結果、22年度にサポート窓口に寄せられた問い合わせ件数が26%減少したと説明している。
下半期に事前検知した無効クリック、広告費換算で約83億円
広告掲載面の審査は、ボットなどからのアクセスによって不正に広告費をだまし取る行為を排除する「アドフラウド」と、違法サイトなどに広告が配信されることを防ぐ「ブランドセーフティ」の2つの観点から実施。
ブランドセーフティについては、22年度下半期の事前審査による非承認が22%を占めた。非承認とした主な理由は、「広告配信先運営者の明示の不備」「個人・実態不明の事業者」などだった。
下半期のアドフラウド対策を見ると、総広告リクエスト数に占める無効なトラフィックが1.5%を占めた。また、広告の総クリック数に占める無効なクリック数は全体の8.9%だった。
下半期に事前に検知した無効クリックを広告費に換算すると、約83億円に上るという。
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