2023.06.02 行政情報
ネット販売の健康食品4商品から医薬品成分を検出…厚労省買上調査
厚生労働省が実施した「2021年度インターネット販売製品の買上調査」の結果によると、インターネット上で販売されていた健康食品を買い上げて分析したところ、4商品から医薬品成分が検出された。

医薬品成分が検出された強壮系の3商品
医薬品成分が検出された強壮系の3商品
強壮系3商品にタダラフィルやヨヒンビン、痩身系1商品にはシブトラミン
調査期間は2021年9月15日~22年2月4日。インターネット上で販売されていた健康食品44商品、海外製医薬品30商品の合計74商品を買い上げて分析した。健康食品は強壮系19商品、痩身系8商品、筋肉増強系17商品を対象とした。
調査の結果、健康食品の強壮系3商品から医薬品成分のタダラフィルやヨヒンビン、痩身系1商品からはシブトラミンが検出された。
海外製医薬品については、表示と異なる医薬品成分は検出されなかった。
シブトラミンは循環器系障害の恐れ
強壮系3商品の名称は、『ロイヤルハニー』『ヨヒンビン HC』『プライムモンスター』。『ロイヤルハニー』(サイト名:お薬なび)には、1袋あたりにタダラフィル10mgが含まれていた。『ヨヒンビン HC』(同:SAIKA)と『プライムモンスター』(同:H&B STORE)には1カプセルあたりにヨヒンビンが、それぞれ2.1mg、0.1mg含まれていた。
タダラフィルは勃起不全の医薬品として国内で承認済み。副作用に頭痛、潮紅、ほてり、消化不良などがある。ヨヒンビンについては、国内ではヨヒンビン塩酸塩を含む医薬品が承認済み。副作用として発疹、発赤、めまい、発汗、虚脱感、血圧上昇、吐き気などが報告されている。
痩身系の『ヘルプボディースリム』(同:AIRSTRONG)には、1カプセルあたりにシブトラミンが715㎍含まれていた。
シブトラミンは海外で肥満症の医薬品として使用されたことがあったが、血圧上昇や心拍数増加など循環器系障害の恐れがあるため、販売中止となっている。
同省は、医薬品が検出された4商品を手持ちの消費者に向けて、使用を中止するとともに、健康被害が疑われる場合には医療機関を受診するよう呼びかけている。
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